坂本冬美コンサート

(坂本冬美スペシャル テレビ)

坂本冬美の演歌を聴いた。人生応援歌でよかった。歌は「風に立つ」だった。

 

「風に立つ」 1999年

作詞 たかたかし 作曲 弦哲也 歌 坂本冬美

 

青嵐に吹かれて 胸をはる日もあれば

雨風にたたかれて 頭(こうべ)をたれるときもある

人はこの世に 生きてあるかぎり

山坂千里の九十九折り

そうさ 人生やるっきゃないさ

 

移りゆく時代の 波間に飲まれても

それでも 行かねばならぬ道

最善つくし立ち向かえ

そうさ 人生やるっきゃないさ

そうさ 人生やるっきゃないさ

 

 

欧州貴族は年金が株式配当である

(世界大地殻変動でどうなる日本経済 宮崎正弘、渡邉哲也)

渡邉 ヨーロッパはいまだに階級社会である。相変わらず貴族社会である。貴族とビジネスマンでは世界観が違う。「ヨーロッパ アズナンバーワン」です。

宮崎 貴族といっても、株の配当だけで食べている。あとは何もやることがないから、、趣味や論議のサークルが発達する。

 

この話から分かることは、年金の王道は株式配当であるということだ。金持ちになるには、株式配当で飯が食えるようにすることである。

 

帝国主義とは何だったのか

(すぐわかる国防学 林信吾 清谷信一)

18世紀後半から19世紀にかけては、帝国主義の時代であった。産業革命の結果、それ以前とは桁違いの工業生産力を得たヨーロッパ列強は、植民地から得た資源を本国に運んで加工し、その製品を植民地で売りさばき始めた。

この当時、帝国主義と呼ばれた政策は、自国民の生活を豊かにするばかりでなく、植民地となった地域にも、文明の恩恵をもたらすものであるから、「正しいこと」と考えていたのだ。

このことは重要だ。

過去の戦争とか、歴史問題について考える場合、まずこのことを念頭に置かないと、建設的な議論ができなくなる。

日本の場合、敗戦の教訓から、現在の視点で考える誤作動が起きる。「戦前の日本は、侵略ばかりしていた。悪い国だった」「理由はどうであれ、他国に軍隊を送り込み、主権を奪って支配する行為は、悪いことであった」と決めつけて事足れりとする傾向がある。歴史問題を考える時、この帝国主義の歴史事実を前提に考えなければいけない。

(日本軍事入門 前田哲男、飯島慈明)

1931年関東軍の満州事変による満州国植民地化は、欧米各国の支持を得られなかった。日清・日露戦争による台湾、朝鮮の植民地化は了解されたが。リットン調査団は、満州における日露戦争で得た権益は認めても、満州国建国は容認しなかった。以後、独裁軍部により、メディアが「国策発動に協力する」「満州事変支持」に方針転換された。1937年以降、日中戦争が全面化すると、1938年国家総動員法が成立する。新聞メディアは、中央3紙(朝日、毎日、読売)、ブロック紙4紙(東京、中日、大阪、西日本)、業界紙2紙(日本産業経済、産業経済)、県紙(1県1紙)に新聞統合された。大本営発表になった。旬刊「東洋経済新報」社長の石橋湛山(戦後首相)は、小日本主義(中国政策や三国同盟を批判)を主張したが、すでに言論・結社の自由は、抹殺されていた。

 

 

 

 

日本の戦後保障と尖閣諸島領有について

(日本軍事入門 前田哲男、飯島慈明)

1.日本の戦後保障

政府間の賠償支払で、被害を受けた個人への支払ではない。個人へは、その国の政府が対応する。その後、ODA資金で、被害国のインフラ整備をし、国家賠償行為と位置づけた。。

戦後の賠償協定 ビルマ(1955年、720億円)、フィリピン(1956年、1980億円)、インドネシア(1958年、803億円)、ベトナム(1959年、140億円)

韓国 1965年 日韓基本条約締結(賠償金は総額8億ドルー無償3億、政府借款2億、民間借款3億、引き換えに賠償請求権を放棄した)

中国 1972年 日中共同声明(内容 中華人民共和国が合法政府、台湾は中国の領土、中国の対日戦争賠償請求放棄)。また、その後のODA資金で、インフラ整備をし、国家賠償行為と位置づけた。

日本政府は、戦後賠償は1990年代までに終了という立場を取っている。一方、日本国内の300万人の戦没者には遺族年金が現在でも支払われている。戦後日本人は、戦争責任は東京裁判で決着済みという認識を共有している。しかも、戦争世代は、自らも被害者なのに、加害者と位置づけられるのを否定したいと思っている。

2.尖閣諸島の領有

1895年、日清戦争の最中、日本側が「無主物先占」宣言を行なっている。近代国際法の法原則で、無主物の存在が確認された場合、先に占有支配したものが、所有権を獲得することになっている。

現在の東アジア秩序は、1951年サンフランシスコ講話条約で規定されている。この条約は、日露戦争以後における東アジア地域で派生した事象を再定義する試みである。これに依拠すれば尖閣諸島の領有は、日露戦争に先立つ日清戦争時に、既に決定済みであるとするものある。講和条約では、日本が戦争によって獲得あるいは占領した土地などを完全放棄することが決定されたものの、あくまで対象時期が日露戦争以降であるかぎり、日本の尖閣諸島領有は法的に認知されている、という立場を日本はとっている。しかし、沿岸漁民への配慮等は行われている。

 

天下動乱!2019年予測

(プレジデント 竹中平蔵、飯島勲)

1.スケジュール

1月から 米中新冷戦本格化

1/22 安倍総理ダボス会議

4/7・28 統一地方選

5/1 新天皇・新元号

6/28・29 大坂G20サミット首脳会議

7月 参議院選挙(衆参ダブル選か)

10/1 消費税10%

2020年 東京五輪

2.竹中平蔵予測

①消費増税 消費税の増税には反対。景気回復・デフレ克服が先で、増税は後。そうしないと、不況に陥り、税収が減る。

②金利上昇 株・不動産は要注意。大いなる安定時代が終焉。黒田バズーカは間違っていない。高金利で世界経済は悪化しつつある。

③人手不足 平成の30年間、日本の人口は変化していない。米中英欧など人口が20-30%増加。今の人手不足は当面続く。

④米中摩擦 対立は技術覇権の闘い。米中貿易戦争の保護貿易化により、現在3%の世界成長率が2%に下がる。GDP米国20兆ドルと中国12兆ドルの成長率が1%下がると3100億ドル(35兆円)の需要が失われる。不況に陥り、皆のボーナスも減る。アメリカの貿易赤字の半分は中国、1割が日本。日本1割のうち8割が自動車が占めている。自動車がやり玉に上がると大変になる。

⑤高齢化社会 2025年には団塊の世代がすべて後期高齢者になる。社会保障の仕組みは、自助(自力)、共助(保険)、公助(税金)の3つ。公助(税金)は限界が来る。自助(自力)-自分で稼ぐということが厳しく求められてくる。2019-24年の間に社会保障改革をやらなくてはいけない。日本はもっと大胆に変わらなければ、いけなくなる。

 

2019年5Gカーテンで世界大分断

(2019年大分断する世界 宮崎正弘、渡邉哲也)

世界は正念場を迎えた

1.昨年2018年8月「米国国防権限法」が成立。

①本年2019年8月以降、米政府機関が中国企業5社の部品を組み込む製品を調達することを禁止した。対象5社はファーウェイ、ZTE、監視カメラのハイクビジョン、ダーファーテクノロジー、ハイテラ。

②来年2020年8月以降、中国5社の製品を利用している企業は、米政府機関とは取引できなくなる。

世界各国は、米国につくか中国につくか、準備期間があるので、本年2019年中に決めなければいけない。米中両陣営は、2系統の別々なAI技術になる。

5Gについては、日本は来年7-8月のオリンピックまでに実用段階する計画がある。携帯大手4社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク、本年2019年10月新規参入する楽天)は、中国製の排除を決めた。

2.米国、中国5Gカーテン陣営

①米国陣営 英、豪、カナダ、ニュージーランド、日本

②中国陣営 カンボジア、ラオス、アフリカ諸国

独、仏、EU諸国はまだ決定していない 

 

鬼が出るか蛇が出るか

世界は「大いなる安定時代の終焉」を迎えた。

各国が勝手に動き出す戦国時代になった。

1.韓国 文在寅大統領が共産党革命を進行中。核保有の統一コリアの建国の父になろうとしている。南北平和条約、朝鮮戦争終結、在韓米軍の撤退、対馬が日本の防波堤となるか。

2.米国、中国 トランプ大統領、習近平の米中冷戦で、世界経済は長期不況化へ。

3.英国 EU離脱、メイ首相に具体策なく窮地へ。

4.仏、日本 マクロン大統領はルノー、日産、三菱の経営統合を狙っており、火種となっている。

5.日本 本年10月の消費税10%で、国内中小企業、非正規社員は大打撃を受ける。

6.ロシア、トルコ、サウジアラビア  各国火種を抱える。

 

移動通信5G(Generation)とは

(中日新聞 日曜大図解シリーズ)

ファイブジーは、来年2020年に実用化される。スマホだけでなく、家電や自動車にもインターネットがつながる時代。ネットワークシステムの大容量化で、超高速(4Gの100倍の速度、通信の遅れは1,000分の1秒)、多数同時接続(通信容量1,000倍、同時接続数100倍)、低遅延(10分の1)を抵コスト・低消費電力で実現する次世代の通信技術。

移動通信システムの変遷

1G(第1世代) 1979年 アナログ音声通話

2G(第2世代) 1993年 音声、音楽、データ通信、10kbps、SMS(ショート メッセージサービス)開始

3G(第3世代) 2001年 高速インターネットに携帯電話が接続、2Mbps

4G (第4世代) 2010年 100Mbps 3,9G携帯電話LTE<Long Term Evolution(革命)=モバイルキャリアの基地局からのモバイル専用通信回路>、LTEは定額料金で通信容量に制限ある、WiFiは範囲は狭いが、制限なしで動画視聴によい。その後4G(数百Mbps)に。

5G(第5世代) 2020年 VoLTE<Voice over LTE、通話・データ送信がLTE上で出来る。タイムラグ防止、高音質>を通過して、10Gbpsに。IoT<Internet of Things=家電や自動車などにインターネットがつながる>。固定電話は10億人につながるのに100年かかった。移動通信が50億人につながるのに25年。500億のモノにつながるのに、10年強。

5G基地局メーカー スエーデン・エリクソン、フィンランド・ノキア、中国・ファーウェイの3社がメイン。ファーウェイのセキュリティに疑念があり、日米欧は締め出す方針を決定。

 

整理・整頓・清掃・再新

仕事をやっていると、清掃が大変重要なものであることを、実感してきた。そして、再新ということも、大変重要なことであることも解かってきた。設備・機械類は12年位したら、更新せざるをえない。そこで、一段効率がアップした設備になる。

1.整理 仕事をするとき、どんな要素が必要か過不足なく考えておく必要がある。たとえば、料理において、その家庭に必要な片手鍋、両手鍋、フライパンの、どのサイズのものが必要か考え、過不足なくそろえると、効率がアップする。

2.整頓 昔、小さい私が、動いて物を倒したことがある。その時、母が「ごめん。こんな所に置いておいたので、ぶつかってしまった。」と、あやまった。倒されるような所に置いたのが悪いと言ったのだ。このことは、置き場所・整頓の重要性を端的に示している。たとえば、料理道具の置き場所が決まっていれば、効率がアップする。

3.清掃 日常を維持するのに、絶対必要なことだ。鍋や食器が洗ってなければ、次の食事はできない。

4.再新 機械類は古くなると故障したり、効率が落ちる。料理でも、電気・ガス・水道・家電類が新しく効率がいいと、よい料理ができる。年限がたつと、整理して考え、設備を更新しなけばならない。

結局、整理・整頓・清掃・再新はP(プラン)、D(ドウ)、C(チェック)、A(アクション)の、仕事改善の一連作業と同じなのだ。上記の例は、料理だが、運搬の車の例を取っても、同じように分析できるのだ。

 

中小企業と大企業

日本の中小企業と大企業では、生き方が違ってくる。中小企業は生活企業、大企業は安定企業。

1.日本の企業数 421万社

1)大企業は1万社(0.3%)、中小企業は420万社(99.7%)

2)従業員約4,000万人中で、大企業1,000万人(3割)、中小企業3,000万人(7割)

3)付加価値100兆円中で、大企業:中小企業=1:1で各50兆円

4)中小企業の定義 一般的には資本金1億円以下、従業員100人以下(除く製造業) 

①製造業では資本金3億円・従業員300人以下

②卸売業では資本金1億円・従業員100人以下

③小売業では資本金5,000万円・従業員50人以下

④サービス業では資本金5,000万円・従業員100人以下

5)大企業・公務員のメリット

①終身雇用、年功序列

②年収・退職金・年金・健保・保険・教育・福利厚生の充実

 

③自分の専門分野のみの専心で一生過ごせる

2.従業員の年収(40歳)

1)大企業 年収700万円(月給40万円、ボーナス年5ヶ月200万円)、福利厚生面も良好

2)中小企業 年収480万円(月給35万円、ボーナス年2ヶ月60万円、ボーナスなし40%あり

3.正規・非正規雇用(労働者 男性3,000万人、女性2,500万人、総計5,500万人)

1)正規雇用(正社員)男性の8割、女性の4割、総計では6割 

2)非正規雇用(パート、アルバイト、契約社員)男性の2割、女性の6割、総計では4割

3)年収 正規500万円、非正規200万円、差300万円、生涯年収も倍の差、正規は年功序列、非正規はフラット賃金

4)福利厚生面等 正規は①社会保険は労使折半②住宅手当、通勤手当③責任ある仕事でスキルアップ④社会的信用あり

 

 

四柱・渡世会結成

 

1柱 1日1楽

2柱 気楽来福

3柱 考案産金

4柱 節食運動

 

 

倒産下の無法やくざ経済

(Rogue Economics ロレッタ・ナポレオーニ)

現代は、「倒産下の無法やくざ経済」の状況にある。国家や組織が倒産・無秩序・アナーキーの状態に陥ると、人間社会は無法やくざ経済になる。これは、珍しいものではなく、イギリスの産業革命の時、日本が戦後の経済破綻時、中国の文化大革命後、2000万人の死亡者を出した後、ソ連の崩壊後など色々ある。倒産でアナーキーになると、無法やくざ経済になる。終戦後の無頼派の坂口安吾が言ったとおりだ。「人間は衣食住がないと死ぬ。金で市場から買わないと死ぬ。戦後のやくざ、長時間奴隷労働、売春、売血、ギンブル、飲み屋を見れば、何でも有りが分かる。」

現代は、1991年、ソ連の崩壊による東側世界の倒産によるワンワールド・グローバル化によって、倒産貧困が世界中にバラ撒かれたのだ。ソ連は民営化した。無法やくざが、美人コンテストを企画して、スラブ女性を世界の売春市場に出した。大もうけしたその金で銀行を作り、ソ連の石油工業、各種資源企業を買い取り、そのやくざがソ連1の金持ちになった。現在はプーチンが彼を牢屋に入れ、その利権を乗っ取った。

中国も1992年、鄧小平の南方巡話で、2億6,000万人の奴隷農民工による深圳工業地帯の開発を成功させた。1日13時間労働、休み無し、賃金は1日2000円。偽物作り、ソフトコピー、特許技術窃盗、漁業海賊、売血村落、売春婦の量産、カジノ、役人やくざの一般化など何でも有り。

ワンワールド・グローバル化で、奴隷労働者の市場乱入により、アメリカ、日本など西側労働者の賃金が暴落した。日本は年収600万円が半分の300万円になって、非正規雇用が4割になってしまった。アメリカは、一般労働者の賃金が半額になったが、生産性向上を目指し、IT産業が勃興した。パソコン・インターネット・会計ソフト等のパソコンソフトにより、コンピューター情報革命を成し遂げた。情報革命は、コストを従来に対してゼロにしてしまった。音楽などただになった。一面、文化の普及に役立った。儲かる情報は、ポルノ、ギャンブルである。この分野を土台に、Youtube、Googleなどが台頭した。GAFAなどの本質は、グローバル無納税企業で、利益第1の無法やくざ企業である。

世界人口70億人を食わせる資源の創造と、コンピューター生産性向上と、平等分配の仕組み作成がないと、混乱・デフレ・格差の解消は難しく、時間がかかる。各人が稼ぐ仕組みを獲得し、その所有権を確保せねばならない。

 

情報革命の旗手M-GAFA

(完全なる破壊・グーグル秘録 ケン・オーレッタ)

第1次革命・農業(中東)、第2次革命・工業(イギリス)、第3次革命・情報(アメリカ)と人類は飛躍的な技術革新をとげてきた。情報革命はコンピューター・デジタル技術で、大型コンピュータのIBM、パソコンのアップル、ハードの進歩に続き、オペレーティングソフトのマイクロソフト、検索技術およびユーチューブ、アンドロイドのグーグル、スマホのアップル、交流サイトのフェイスブック、電子商店のアマゾンと便利な情報技術が発展してきた。これらの企業は、2人程度の創業者が20年程度で創り上げた多国籍企業で、膨大な富を独占している。海賊・既存秩序の破壊を目指した。それぞれを、簡単にまとめた。次は、IOTとAIを使った情報処理の高度化だが、これからだ。

1.マイクロソフト 1977年創業1995年Windows95完成・創業者:ビル・ゲイツ(戦略家、アメリカ人、ハーバード大学)、ポール・アレン(技術系、アメリカ人、ワシントン州立大)

2.グーグル 1997年創業 あらゆる情報をコンピューターに取込む検索システム、ユーチューブ、アンドロイド 創業者:ラリー・ペイジ(技術屋、アメリカ人、スタンフォード大)、セルゲイ・プリン(技術屋、ソ連ユダヤ出身アメリカ人、スタンフォード大)

3.アップル 1997年アップル・コンピュータ設立アップルⅡ発売、1998年iMac、2001年ipad、2007年iphone発売 創業者スティーブ・ジョブズ(戦略家、アメリカ人、シリアムスリムの子で養子に、リード大在籍)、スティーブ・ウォズニアック(技術屋、カリフォルニア大在籍)

4、フェイスブック 2004年、2012年世界最大のSNS、アクティブユーザー10億人 創業者:マーク・ザッカーバーグ(アメリカ人、ハーバード大)、エドワード・サベリン(アメリカ人、ハーバード大)他同級生たち

5.アマゾン 1994年電子商取引店舗・オンライン書店の後百貨店 ジェフ・ベゾス(工学士、節制倹約家、アメリカ人、プリンストン大学)  

 

ヨガ入門

(ヨガ入門 沖 正弘)

2月になり、体調が悪くなってきた。寒い冬を乗り切ろうとして、3度3度朝昼晩、栄養のある食事とスイーツ、フルーツ、お酒を飲み食いしすぎた。これを、現代病という。

ヨガは自然に帰るということで、生命のバランスを取り戻す心身鍛錬法である。断食・体操・呼吸法で真の健康になる方法である。

3月も3日のひなまつりが過ぎ、気温も10度を超えてきた。ヨガをやって、人間が持っている病気を治す力を取り戻し、正常な心身バランスを取り戻したいと思う。

断食・体操・呼吸法で、心身を掃除して、自然を取り戻したいと思う。具体的なやり方は、何度もトライしているので問題ない。期間は、1週間くらいで、出来ると思う。

 

ヨガ入院で和生活へ

前回のブログにあるとおり、暴飲、暴食、運動不足により、肥満体調不良の現代病になったのを、治すために、1週間のヨガ入院をすることにしました。

ヨガ入院と言っても、自宅で3食かゆ、梅干または野菜、お茶の食事と、スポーツクラブでは、風呂のみで、後はなるべく横になって寝るというものです。

和とは、東洋・西洋の良いとこ取りの折衷文化です。

春宵一刻値千金。春の宵の庭の梅は気持ちよいものです。和菓子を伴わないお茶もすっきりします。

後は、静かに生活するのみです。

1.国語 やはり外国人の書いた本は、読む価値があります。Googleの検索とユーチューブで米中経済戦争と世界不況状況調べ、映画は消耗するので、当面お休み。

2.数学 弥生会計入力とBS/PLの分析。

3.理科 技術関係は小修理がメインです。

4.社会 政治経済社会情報は本、IT情報、新聞から得ます。

5.語学 国語、英語、中国語だが、当面お休み。

6.図画工作 東洋趣味の飾り物鑑賞。

7.音楽 ユーチューブ音楽をステレオで拡大音響にして聞く。

8.体育 スポーツクラブでウォーキング、近場の散歩

9.家庭 庭の花整理

ギラギラした西洋趣味の衣食住ではなく、清浄な和趣味で、体調を整えます。

 

 

米中共存の崩壊

(The codependency  of America and China unbalanced スティーブン・ローチ 2015年2月著)

アメリカと中国-全く異なる体制で、政治的・軍事的に、つばぜり合いを しながら、中国は過剰生産・貿易黒字、米国債の最大の買い手として、アメリカは過剰消費・貿易赤字、中国最大の輸出先として、もたれ合い共存してきた。しかし、両国は、もはや新しいバランスの調整が不可避である。調整に失敗すれば、世界経済に、新たな重大な緊張をもたらす。

1.両国は健全な相互依存に作り変える必要がある。中国の消費者の台頭とアメリカの生産者の復活である。3番目の経済大国である日本は、リスクと好機に直面するだろう。

2.1930年代のスムート=ホーリー関税法は、世界貿易戦争を誘発した。「決してないとは、決して言うな」ということである。

3.2005年通貨操縦への報復として、相殺関税としてシューマン(民主党)=グラハム(共和党)法・中国通貨改革条項は、否決された。2010年公正貿易に向けた通貨改革法=反中国通過法案が下院議決された。2011年通貨為替相場監視改革法が上院議決された。2015年2月、「2015年アメリカ貿易防衛法」がオバマ大統領の署名を得て発効した。中国にたいする相殺関税を10%引き上げた。中国は米国債入札を見送った。アメリカはドル・株式相場が急落し、厳しい不況に陥った。一方、中国は、輸出が崩壊し不況になった。GDP成長率は4%とハードランディングした。銀行貸出しを増やしたが、不良債権が累増した。中国の需要減は、東アジア諸国、EU諸国、資源供給国(オーストラリア、カナダ、ブラジルなど)の輸出減をもたらし、世界経済は不況に突入した。

4.(ここからは、この本にはないが、トランプ大統領の対中貿易戦争の動向Wikipedia)

<米中貿易戦争(China-United States trade war)>

①2017年中国の対米黒字2800億ドルと過去最高。

②2018年1月22日 アメリカ緊急輸入制限、太陽光パネル30%、洗濯機20%追加関税

③3月1日 アメリカは、鉄鋼25%、アルミ10%追加関税

④3月23日 中国が、アメリカ品に対し128品目15-25%の報復関税

⑤4月16日 アメリカは、ZTEのイラン制裁違反で、アメリカ国内7年間販売禁止

⑥6月2日 アメリカが、中国自動車関税引き下げに対応して、ZTE販売禁止措置解除

<全面戦争開始>

①第1弾(7月6日)アメリカ 340億ドル 25% 約800品目/中国 340億ドル 25% 約500品目

②第2弾(8月23日)アメリカ 160億ドル 25% 約300品目/中国 160億ドル 25% 約300品目

③第3弾(9月24日)アメリカ 2000億ドル(22兆円) 2019年3/1まで10%、3/2から25% 約6000品目 (2019年3/10現在期限延期中)/

         中国 600億ドル 5%と10% 約5000品目

④第4弾(未実施) アメリカ 2700億ドル(30兆円) 10%か25% 残りの全品目

<2019年度国防権限法(8月13日トランプ大統領署名)>

①ファーウエイ、ZTE、(監視カメラ)ハイクヴィジョン、ダーアテクノロジー、ハイテラの5社の米政府機関との取引から排除 禁止は2段階。第1段階2019年8月13日以降、米政府機関は5社の調達を禁止。第2段階2020年8月13日以降、5社の製品を社内で利用している世界中の企業との取引を禁止。(米政府との取引継続か、中国での生産活動を続行かの選択になる)ソフトバンクは5G基地局に中国製品を使わないことに決定。

 

②その他 台湾防衛力強化、台湾旅行法で高官レベルの交流、中国のRIMPACへの参加禁止、南シナ海監視

<アメリカ主張(10月4日ペンス副大統領)>

アメリカは、中国の経済・政治の不正を、これ以上許さない。

①中国経済 ・関税、貿易赤字 ・世界のハイテク支配、中国製像2025、強制的技術移転、補助金 ・知的財産権 ・非関税障壁 ・為替操作国

②中国政治 ・サイバー攻撃、スパイ活動、アメリカ選挙介入・世論操作 ・人権抑圧管理社会、監視社会 ・宗教への弾圧 ・債務のワナによる借金漬け、南沙諸島人工島建設など帝国主義的、覇権主義的外交政策

<ファーウエイCFO逮捕>

12月5日 ファーウエイCFO孟晩舟逮捕 貿易戦争が関税だけでなく、新たな段階にエスカレート 経済スパイ制裁など

<中国全人代会議 2019年3月5日~15日まで開催>

中国の景気減速と経済のてこ入れ策、米国との貿易摩擦への対応策など経済運営方針を示す

 

中国市場経済での不正と貧困層の反乱

(現代化の落とし穴 何清漣、暴走を始めた中国2億6000万人流民 石平)

1.中国市場経済での不正

中国は、安い労働力を背景に輸出を伸ばし、高度成長してきた。もう1つの柱は固定資産投資だ。住宅・開発不動産、鉄道、高速道路、空港などハコもの作りでGDPの半分を占める。1980年から2010年の30年間で、中国経済成長率は毎年平均10%だが、固定資産投資は30%だ。この市場経済化で、役人と経済エリートによる不正で、国富利益の8割が抜かれてしまった。

①中国は共産党の一党独裁国であり、政府は共産党の利益共同体である全体主義国家である。

②共産党の統治戦略は・暴力秘密警察による民衆の対抗勢力つぶし・統治内部に対して汚職取締りによる役人のコントロール・経済エリート、知識エリートの共産党内への取り込み・最下層(2億6000万人の農民工、農民)の動乱の芽に対しては、力づくで弾圧、IT技術を用いて検挙する。

③中国は、最下層の困窮がマグマのように動いており、中国共産党政府は、最後には支えきれなくなるだろう。これは、何清漣、石平とも、「2億人以上の暴動者予備軍・現代流民に、共産党社会は解体される」と見ている。これは、官僚層の海外資本逃避の動きからも分かる。

④不正の実態 中国は1978年から市場経済に転換。

・85年までは、個人営業や公務員の民間転出であった。

・85年からは、不正による市場経済化が進む。「品不足商品」を官からその親戚・友人に購入許可証を与え、安く払い下げ、即座に市場で転売して差益を倍額取って、皆で分けた。鄧小平の長男が有名。

・90年頃から、蓄積した資本を元手に、「国有企業の株式化」と「国有地の開発区造成」により、目もくらむような巨富を、苦労なく手に入れた。

・「国有企業の株式化」役人が、赤字の国有企業を、看板をすげ替えるだけで、安い未公開株を身内で取得して、その後上場して、儲けた。収益が上がらないのに、15%程度配当した。

・「国有地の開発区造成」行政役人による、土地(すべての土地は国有地)の分配で、農民から農地を取り上げ、開発区の放出・有料売却。その間で、儲けの役人・縁者による分配。

・「国有企業の資産・所有権の払い下げ」行政役人による、国有企業の資産・所有権の、親戚・縁者への安価払い下げによる利益分配。

2.絶対格差で貧困層の反共産党反乱が起きる。上位3%が預金の60%を持ち、下位10%は預金の3%しか持たない。・農民工2億6000万人は、地方政府に農地を取り上げられ、土地は不動産業者に売られ、自身は安価な輸出産業の労働者になった。中国経済の破綻で、失業したが、農村には帰る場所がない。給料が安く貯金がない。・就職できない又は失業の大卒の若者は350万人。この若い農民工と若い失業知識人が、飢餓で希望が無くなって、反共産党組織になる。共産党との権力闘争勃発の可能性大。

3.内憂、外患で共産党分裂・崩壊 ・内憂は習近平派、江沢民派、胡錦濤派の3分裂で、内部分裂・抗争の可能性 

・外患 米中冷戦で、米国と全面対決になり、共産党崩壊の可能性。

 

春宵の雨

 

3月11日(月)夜1時、気温8度

いろいろな雨音が聞こえる

庭木に当る音、屋根に当る音

庭の歩道石に当る音、土に吸い込まれる音

物干しのステンレスに当る音

ポッポッポッポッポッ チンチンチン

プツプツプツプツ 遠くで聞こえるサーという音

潤んだ少し冷たい空気が体に肌に当る

生命のいぶきが感じ取れる春の空気

濡れた歩道石

潤んだ空気が顔にのどに当たり浸みこむ

黒い暗いあまり見えない庭と空

しかしその中で夜の天候が感じられる

春雨は元気でいい

庭木に生命を与えるように どんどん降っている

生命の循環が回転しはじめたのだ

 

ついに老人性アルコール制限発令!

2月の22日に、焼酎の飲みすぎで、前立腺肥大により、尿が出なくなった。この時は、2回目で、1年前のカテーテルが残っていたので、夜中であったが、対応出来た。しかし、尿道が傷つき、調子が悪く、今日の3月19日現在、1ヶ月近く、酒を飲んでいない。

ついに、70歳を過ぎた老人には、酒が毒になってきたのだ。私は25歳くらいから、タバコと酒を大量に飲んできた。そのタバコも、65歳くらいから、プッツリとやめ、一本も吸っていないし、吸う気もしない。

酒・アルコールも、遂に、70歳を過ぎ、制限する時が来たのだ。

厚生労働省の基準によると、1日20g程度のアルコールの摂取量が健康維持の限度になっている。ほろ酔いの1歩前、気分爽快状態である。孔子の「心の欲する所に従えども、のりを超えず。」の状態になってきた。

今後のアルコール制限量(アルコール1日20g程度ー4時間体内残留)

ビール(アルコール5%) 中瓶1本(コップ4杯)

日本酒(15%) 1合(コップ1杯)

ウイスキー(40%) 1.5倍の氷水(6割)でコップ2杯

焼酎(30%または20%) 1.5倍の氷水(6割)でコップ3~4杯

ワイン(12%) コップ1杯

 

 

雅号 徹斎

私の雅号を徹斎(てっさい)にしようと思う

雅号=文人、画家などが、本名以外につける別名

徹斎=斎に徹する

斎=諸事、慎むこと。正午を過ぎて食事をしないこと。仏事の食事(穀物・野菜・豆・汁の精進料理、ベジタリアン料理)。雅号などにつける語。

 

老後のお金

(PRESIDENT 2019.4.1号)

老後とは、65歳から90歳くらいまでの時間ー約30年間をいう。その間、いくらあれば暮らせるかという話だ。極めて単純明快に書いてある。

1.高齢者の平均支出は月額約30万円、年額360万円です。(税金等含む)

2.年金収入は「もらうものではなく、つくるもの」

①夫の厚生年金 (平均年収500万円)180万円/年、15万円/月  専業主婦の妻 80万円/年、7万/月 合計260万円/年、22万円/月

②不足の100万円/年、8万円/月を個人年金(退職金の積立等で)で作る。1500万円~2000万円位。

3.前提条件

①自宅あり

②借金なし

4、貯金(生活費以外の支出に備えたお金)

①自宅・家電・車の修繕費・買換え費用400万円、②医療・介護費用200万円、③ゆとり費用200万円の合計800万円あればよい。

 

平成という時代

(中日新聞 31年3月28日 萩原博子ほか)

平成という時代は、1989年から今年2019年4月30日までの約30年間である。

1.世界 1991年ソ連が崩壊し、東西冷戦が終わり、ワンワールド・グローバル時代が始まった時代である。

2.日本 平成前の昭和時代は、日本は世界の半分、それもソ連と戦って疲弊したアメリカを中心とした西側世界陣営に生きて、経済は世界2位の大国だった。それが、グローバル時代になり、平成時代は、ソ連、東側陣営、中国、アジア・南米諸国が参入してきて、グローバル競争に巻き込まれた。長谷川慶太郎の指摘したデフレ(物価のスプライラル・ダウン)の時代になったのだ。安い人件費の国が大挙参入したのだ。民間平均給与は460万円から430万円に落ち、中間層が減り、格差が拡大した。昭和時代の終身雇用と年功序列、退職金と年金が保障された老後安泰の人生設計は、平成時代は、デフレ・少子高齢化により不安だらけになった。夫婦共稼ぎ、定年後も働く時代になった。少子高齢化が進み、年金給付が抑えられて、非正規雇用が増え、給与が上がらない、節約の時代が続くだろう。

3.個人 私個人は団塊の世代に生まれ、妻専業主婦・持ち家・子供3人・終身雇用・退職金・厚生年金受給と昭和時代のサラリーマン生活が出来た。そして、定年後も夫婦共稼ぎで、自営業で働こうとしている。これからは、個人家族の時代は、維持出来なくなり、ある程度、大家族ー親兄弟、子供孫、助け合いの時代になると思う。そうしないと、子供孫が十分育たないのだ。恵まれた人を除き、会社だけに頼れなくなり、アフリカのサバンナで、動物が集団で助け合って暮らしている状態のように、家族集団助け合い時代に戻るのだ。

 

ついに遊行期に突入した

ついに遊行期に突入した。70歳を過ぎて、人生あと20年になって、体の部品が保証期限切れになってきて、第1線の戦いの場では通用しなくなってきた。落語の世話好きなご隠居さんになってきたのだ。遊行人徹斎になったのだ。

前歯が入れ歯になって、新潟の堅いせんべいを大量に食べたら、歯肉がはれてしまった。もう、堅いせんべいは食べられなくなったのだ。食べるとすれば、割って磨り潰して、食べなくてはいけなくなったのだ。禅の粥が最適になってきたのだ。歯肉のハレを歯医者さんに見てもらわなければいけない。

先日は、目が車の運転には、見えなくなって、コンタクトレンズを買い換えた。2年に1度くらい定期的に変えねばいけなくなったのだ。毎日の洗浄も適当にではなく、説明書どおりにやらねばならない。

尿も前立腺肥大で出にくくなって、酒を控えなくてはならなくなった。

若い人を後ろから支援しながら、無理せず、人生を遊行する時代になってきたことを、自覚せねばならなくなってきたのだ。

 

中国農民工の時給300円

(CBC報道特集ー中国経済の光と影)

中国の深圳からのレポートだった。35歳の健康で仕事暦のある農民工男性の時給が300円だった。日本は苦しい。日本の時給は、900円だから3倍ある。競争力に差がある。月給にすると、中国稼動30日で9万円、日本20日で18万円で、中国月給は日本の2分の1だ。激しい戦いだ。日本は今後もデフレ(物価のスプライラル・ダウン)と闘わなくてはならない。建設・運送などの人手不足は続く。

香港の隣の深圳のGDPは40兆円で、昨年香港を抜いた。40年前にスタートした世界最速発展の技術都市といわれている。ドローンの世界市場5,000億円の、シェア7割を占めるDJIの本社(6,000人)がある。2009年10年前はじめてドローン1号機をリリースした。30歳以下の高学歴の若い社員が、ドローンの新製品・新市場開発を目指して必死に生きていた。

いづれにせよ、中国との激しい生存競争は続き、終わらない。

 

新元号 令和

2019年5月1日より、新元号・令和(れいわ)が使われることに決まった。(4月1日)

令=清美・清らかで美しい

和=調和・仲良いこと

典拠は、万葉集。大宰府長官・大友旅人の、梅花の宴での32首の、序文「初春の令月にして、気よく風和らぐ」から。

 

目を温めれば視力はよくなる!

(目を温めれば視力はよくなる! 中川和弘)

お絞り温熱化+目の体操(①目パチ②目ツボ押し③指先追いかけ)で2週間で近眼、老眼がよくなる。続けることで、目の冷えはなくなり、視力の回復、目の悩みはなくなる。

視力を低下させるのは、血流障害から生じる「目の冷え」にある。目を温めリラックスさせ、眼筋ストレッチ・血流促進・動体視力強化で、眼筋が増え、発熱量が増えると、近眼・老眼がよくなる。目の垂れ下がり矯正にもなる。

1.お絞り温熱化 お絞りセットを常時用意し、お湯沸かしポットでお湯を沸かし、水を半分入れて、お絞りを温めぬらし、仰向けになって、目に乗せ、温める。目の運動がやりやすくなる。

2.目パチ体操 目をギュッと閉じる。目をパッと開いて上を見る。以下、下、右、左の順で目パチする。眼筋強化。

3.目ツボ押し 親指、人差し指、薬指で頬骨上、まゆ山上、目頭を上に押す。次に中指、薬指で頬骨上、目のみぞを上に押す。目の血流促進。

4.指先追いかけ体操 顔は固定し、人差し指を、上下、左右、斜めに動かし、目で追う。動体視力の強化。老眼によい。

メガネやコンタクトは視力を補正するだけ。「視力回復」で目は見えるようになる。 

 

得する生活

(得する生活 橘玲)

お金本で、私の好きな作家・橘玲の本である。

1.貨幣 現在では、銀行の預金通帳に打ち出された電子データが貨幣だと信じられている。

2.金持ちと貧乏には経済学的な理由がある 人的資本(ヒューマン・キャピタル)論でベッカー教授はノーベル経済学賞を受賞した。教育によって知識・技術を獲得すれば、労働生産性を高め、賃金を上昇させる。医師・法律家・コンピュータ技術者の給与が高いのは、大きな人的資本(ヒューマン・キャピタル)を持っているからだ。ベッカー教授によれば、人的資本は、教育・技能・知識・健康で、近代経済国家の富の75%を占める。人的資本の蓄積は経済的成功をもたらし、成功者はお互いに信頼しあうことで、「関係資本(ソーシャル・ネットワーク・キャピタル)」を築き、より多くの収益機会を手に入れてゆく。信頼を失った者は、誰からも相手にされず、人的資本(ヒューマン・キャピタル)も関係資本(ソーシャル・ネットワーク・キャピタル)もやせ細り、ますます貧乏になってゆく。40歳を過ぎて、金も地位も家族もなければ、社会的信用を得るのは難しい。これが、私達の社会の身も蓋もない現実である。

3.現金は匿名の決済手段 決済で現金が多用されるのは、売り手側にプライバシー情報を提供したくないと考えているからである。銀行送金やクレジットカードは、決済の匿名性はないが、安全な決済方法であるので使われる。

4.保険は損することに意味のある宝くじ 生命保険加入者は、自分が生きて保険料が無駄になること望んでいる。

5.不動産とプライバシー 不動産は、預貯金や株式と同じ資産である。預貯金や株式は、プライバシー情報として保護されている。不動産は、所有の事実を、登記というかたちで、国家に報告し、第三者に開示している。国が権利を保護してくれる。その代償として、プライバシーがない。不動産は所有するだけで、固定資産税が課税される資産である。不動産に投資することは、国・自治体に余分に税金を納めるということである。

6.マンションは、高額な管理費に注意しなくてはいけない。

7.不動産のオークションである競売市場で、個人が有利な取引をすることは、極めて難しい。 不動産業者は、落札した物件をリフォームし、利益を乗せて、不動産市場で売却する。ほぼ相場どおりに落札価格が決まってゆく。競争相手が多く、競売は、プロにとっても、旨味のあるものではなくなってきた。個人投資家は直近の売買価格を知らない為、あてずっぽうになり、損をする。不動産は競売を利用するよりも、業者を通じて、売主と値引き交渉した方が、有利な条件で入手できるというのが、プロの間では、常識になっている。

8・リゾートマンションの値下がりは、やはり管理費にある。

9.人生を豊かに生きるのに、カネはさほど重要ではない。 ヒトは一匹の動物として生まれ、成長し,、老い、死んでゆく。有限な時間の中で、自らの人的資本を最大限に活かし、より多くの効用を獲得しようと生きている。カネはそのための手段にすぎない。カネに比例して、幸福が増えるわけではない。ヘーゲルによれば、生きる目的は、他者の承認を得ること(名誉・尊敬・愛情)にある。

 

2019年4月8日、41回目の結婚記念日

今日は41回目の結婚記念日で、朝食が赤飯だった。昼に1人で虎渓公園に、日本酒と赤飯おにぎりを持って花見に行って、お酒を飲んだ。暖かい日で、花見客も多かった。ゆったりとした日だった。

インフラ無くして発展なし

(売国経済 渡邉哲也)

途上国はなぜ発展できないのか?一方、日本は第2次大戦で敗戦しても、先進国であり続けた。その理由は、長い歴史の中で作られた社会インフラがあるおかげです。生活インフラがないところには、文化文明は発達せず、教育環境も発達しません。国富の75%はヒューマン・キャピタル(キャピタル=生産手段)とソーシャル・ネットワーク・キャピタルである。しかし、この人的資本を作るには、インフラ=経済の基盤となる施設・制度がないと、育たないのだ。インフラは政府によって整備される。国富の残る25%はインフラなのだ。インフラ施設=電気ガス水道のエネルギー施設、鉄道バス道路港湾空港の輸送施設、電信電話の情報通信施設、学校図書館病院公園スポーツクラブの教育厚生施設、市役所裁判所警察自衛隊の役所施設、スーパー商店街本屋飲食店の衣食住生活施設、およびインフラ制度=憲法・法律の法制度、郵便局銀行証券会社の金融通信制度である。このような社会生活の基盤となるインフラが、徒歩範囲にあって、はじめてヒューマンキャピタル、ソーシャルネットワークキャピタルが発展するのだ。

個人の家にも、このミニ・生活インフラ施設・制度を整備して、生活効率をアップさせ、個人をキャピタル=生産手段として発展させねばならない。資本=キャピタル=生産手段として、法人・会社組織をつくり、発展してゆかねばならない。

 

人間はなぜ死ぬのか?

(人間はどうして死んでゆくのか 米山公啓、その他パソコン情報)

結論は、死ぬ生物ー人間が生き残った(死なない生物は高等化できなかった)。そして、言語で知識を継承する人間の知恵が、人間を最強の生き残り生物にした。

1.生命の誕生

①地球の誕生 46億年前

②生命の誕生 38億年前 最初は、単細胞。アミノ酸,、核酸塩基、糖などの有機物でできた。

③光合成でチアノバクテリアが自分で、水と二酸化炭素から糖などの有機物を作り出せるようになった。 35億年前

 そして、酸素を排出した。酸素を利用して呼吸する微生物が誕生した。

④15億年前 核を持つ真核生物が誕生した。

⑤10億年前 多細胞生物が誕生した。

⑥5億年前 紫外線が生物の障害になっており、さえぎるため、海の中に住んでいたが、酸素が増えて、上空30km前後にオゾン層が出来手、紫外線が吸収されることにより、生物は陸上で生きてゆけるようになった。最初は、植物が上陸した。

⑦4億年前 脊椎動物が誕生した。

⑧2億年前 恐竜が誕生したが、6500万年前に絶滅した。

⑨650万年前 人類が誕生した。

人間は、地球の激烈な環境変化に適応するため、有性生殖に進化することで、新しい多様な遺伝子ができ、古い遺伝子が死に、世代交代することで、生き延びてきたのだ。さらに、知識の伝達という方法で、環境変化への抵抗力をつけた。

2.人間はなぜ、どうやって死ぬのか。

①単細胞生物は不老不死である。一方、人間は60兆の細胞から出来ている多細胞生物である。多細胞生物のほうが、生き残るのに有利であった。多細胞生物は、古い細胞をコピーして新しい細胞に置き換えている。これを遺伝子がコントロールしている。ところが、年をとると、新たに細胞を作り出す力が弱くなり、古い細胞が多くなり、老化が進む。また、新しい細胞を何度も繰り返して作る時、年をとるとコピー失敗が多くなる。出来の悪い細胞が体の働きを悪くして、最後に死ぬ。

②人間の細胞は、約50回の分裂が終わると、それ以上分裂しなくなる。自然に死んでしまう(アポトーシス)。人間の細胞は、死のプログラムが働くようになっているのです。

③人間は多様性のある遺伝子の継承という使命を負った生命の器といえます。つまり、死は新しい生を生み出す方法なのです。

3.死に方

人間の死は、最後に免疫抵抗力がなくなり、複合原因によって、死にます。しかし、統計上は、主因と思われるもの1つを上げて死因としています。最後は、人間の死は、老化死プログラムされているのが原因です。

①死は、心臓も、呼吸も止まり、冷たくなり、動かない心臓死が、見た目でわかる誰でも受け入れる死です。

②病気の原因は、細菌による感染症(肺炎など)、ウイルスと免疫との闘い(肝臓ガンなど)、異常な遺伝子の作成(ガンなど)が主な原因です。

③メインの死因(実際は複合死)1)ガン30%、2)心疾患15%、3)脳血管疾患15%、4)肺炎9%、5)事故死4%6)自殺3%、7)老衰2%、8)腎不全2%、9)肝疾患2%、10)糖尿病2%

 

 

地獄の沙汰も金次第=示談

裁判は有罪と決まると大変な事になる。

「地獄の沙汰も金次第」ということわざは、示談の重要性を示している。

無実なら別だが、ちょっとでも疑われる事案、例えば、セクハラなどの場合、何が何でも、かなり金がかかろうとも、事前に示談に持ち込まなければいけない。なぜなら、万一にも有罪になると、大変な社会的信用が失われるからだ。公的な裁判結果の信用は元に戻らないのだ。そのことを考えると、お金など大した事ではないのだ。

それから、裁判に関することで、重要な言葉がある。「記憶にない」という言葉だ。裁判は、自分に不利なことを、わざわざ、言い出さなくても良いという決まりになっている。問題の有り無しとその内容について、自分から言い出して、議論にする必要はないのだ。

 

失われた世代引きこもり60万人、全ひきこもり人100万人

(中日新聞 関西大学準教授 貴戸理恵)

 半年以上も家族以外と交流せず、自宅にひきこもる中高年(40-64歳)ひきこもりの人が全国61万人(男性3/4=76%、7年長が半分=46%)いると発表された、

ひきこもり状態になったきっかけは退職が最も多い。3人に1人が高齢の親に経済的に依存している。

若年層(15-39歳)のひきこもりは、55万人。両者合わせると100万人になる。就職氷河期の40-44歳の3人に1人は20-24歳でひきこもり状態になっている。

中高年ひきこもり世代は、「いい学校、いい会社、安定生活」というレールが半壊した中で、時代はレールにとらわれるなと、平成的価値観を称揚し、独創性を発揮して市場競争を勝ち抜くことを要請した。しかし、それが可能だったのは条件の恵まれた一握りだった。敗者とされた人は、自己責任論を内面化し、こころを病んだ。

 

日本人口1億2500万人8年連続減少

1.年齢区分 14歳以下12%、65歳以上30%。

2.都道府県 東京1400万人、神奈川920万人、大坂880万人、愛知750万人、埼玉730万人、千葉630万人、兵庫550万人、北海道530万人、福岡510万人 岐阜県は200万人

3.生まれ 戦後生まれ8割、昭和生まれ7割、平成生まれ25%4分の1

4.働き手 15-64歳生産年齢人口6割7000万人、外国人220万人、特定技能在留資格を創設、今後5年間で35万人受入れ想定

 

穀雨4月22日

穀雨、春雨が降って、百穀を潤す意。二十四節季の春の季節中の最後。季節が冬から離れ、植物、動物が成長し始める季節。4月末からゴールデンウイークにかけて、季節が一変します。

1日の最高25℃、最低15℃くらいになります。植物を植えるいい季節です。ランや観葉植物も戸外に出せます。また、私は老人になっているので、寒がりで老人性乾燥肌になっているので、冬は靴下をはいて寝ているけれど、不要になる季節です。また、乾燥肌も治ってきます。

日本の夏季は5月ー10月の6ヶ月です。冬季は11月ー4月の6ヶ月です。6月22日が夏至(年間最長日照日)です。7月22日が大暑です。6月は梅雨で、酷暑の夏は7-8月です。12月22日が冬至(年間最短日照日)です。1月22日が大寒です。酷寒の冬は1-2月です。穀雨かゴールデンウイークには、夏衣装への衣替えが必要です。

 

年々歳々花相似たり

(唐詩選 劉希夷)

 

年々歳々花相似

歳々年々人不同

 年々歳々花相似たり

  歳々年々人同じからず

自然の悠久さと、人間の生命のはかなさを、対峙させて、人生の無常さを、詠嘆する

 

将進酒 

(唐詩 李白  唐詩といえば、李白だろう)

君不見黄河之水天上來
奔流到海不復回
君不見高堂明鏡悲白髮
朝如青絲暮成雪
人生得意須盡歡
莫使金尊空對月
天生我材必有用
千金散盡還復來
烹羊宰牛且爲樂
會須一飮三百杯

 

将進酒  李白
君見ずや黄河の水 天上より來たるを
奔流海に到りて 復た(ひたたび)回(かえ)らず
君見ずや高堂(に住む老人)の明鏡に 白髮を悲しむを
朝には青絲の如きも 暮には雪と成る
人生は得意になり 須(すべか)らく(ぜひとも)歡(かん)を盡(つ)くすべし
金を尊して(大事にして) 空しく月に對せしむる莫(なか)れ
天 我が材を生ずる用 必ず有り
千金は散じ盡くせば 還(ま)た復(ま)た來たらん
羊を烹(に)牛を 宰(ほふ)りて 且(かつまた) 樂しみを爲さん
會(かなら)ず須(すべか)らく(ぜひとも) 一飮三百杯なるべし

 

2020年関東地震2030年南海地震

(プレジデント 鎌田浩毅)

来年あたり、関東大地震が起きる。10年後には、南海トラフ大地震が起きる。これは、平安時代の地震歴史の例を当てはめたら、そうなる。京大地震学者鎌田教授が予言した。

平安時代 中越地震(863年)、宮城沖地震(869年・7年後)、関東大地震(878年・9年後)、南海大地震(887年・9年後)

現代 新潟地震(2004年)、東日本大震災M9(2011年・7年後)、東京地震M7(2020年・9年後ー予測)、南海トラフ地震(2030年・10年後ー予測)

日本は過去何度も地震が周期的に繰り返している。こころの準備が必要だ。

 

なす7,8枚

なすの野菜づくりで大切なのは、整枝です。7枚目と8枚目の脇目を伸ばし、9枚目の下に一番花がついた枝を主枝にする。6丁目枚目以下の脇目はすべて摘み取る。3本仕立てにすると、込み合わないし栄養分が分散しないで上手く育つ。なすは日当たり、水、肥料が必要です。夏から秋まで長期間収穫できる家庭菜園向きの野菜です。

 

小満(しょうまん)

5月22日ころ。

陽気が良くなって、万物の成長する気が、天地に満ち溢れる気候になる。ようやく暑さも加わり、山野の草木の葉が茂り、バラが咲き、梅の実がなります。麦秋で麦の収穫期です。夏めいてきて初夏の気候です。

夜の温度が12,3度で、寝室の温度が20度くらいになり、布団から手足が出ても寒くなくなる。体調にいい季節です。

 

ファーウェイ販売見送り、ブロック経済化

(米中開戦<2017年1月発売>日中開戦<2017年11月発売> 渡邉哲也)

2019年5月15日トランプ大統領は中国通信機器を米企業が使うのを禁じた。ファーウェイ排除の動きだ。ファーウェイは世界シェアで通信基地トップ、スマートフォン2位、5G技術も世界最先端、売上12兆円の企業である。米グーグルは、スマートフォン向けソフト・アンドロイド(グーグル地図、ユーチューブなど)をファーウェイに提供することを止めた。この動きを受けて、KDDI(au)、ソフトバンク、NTT(ドコモ)はファーウェイのスマートフォン販売見送りを5月22日決めた。ファーウェイは独自OSを開発すると言っているが、グーグルアプリに対応できなければ、中国以外の販売は苦しい。中国は中国独自のデジタル経済になり、世界は分断される。中国国内では、ネット検索は百度(バイドウ)、電子商取引はアリババ、スマホはファーウェイと独自進化が進むと見られる。

このことは、渡邉哲也の本で3年前に予告されていた。戦争には、4つある。情報戦争、外交戦争、経済戦争、軍事戦争だ。

情報戦争ー 新聞、テレビ、ネットによる世論工作

外交戦争ー 国際機関、会議等を通じて、話し合いによって、平和解決を目指すもの

経済戦争ー 軍事オプションではなく、経済制裁など金融戦争で、相手を弱体化させる

軍事戦争ー 現代は核兵器や肉弾地上戦の効果減少・高費用化などの理由で、海上からの無人巡行ミサイル攻撃が主力

米中戦争は冷戦の域まで来ている。イギリス連邦、アメリカ、日本などの対中包囲網、アメリカの25%関税政策などにより、外交・経済・金融戦争・ブロック経済の域まで来ている。

2017年10月中国共産党全国代表会議で習近平国家主席の1強が進んだ。習近平主席は共産党独裁体制を是認し、世界を支配する中国を目指している。共産主義を目指し、民間企業の国有化を目指す。李克強首相のグローバリズムー国有企業の民営化とは正反対であり、党大会で習近平主席のやり方が承認され決まったのだ。これ以降、ブロック経済冷戦が始まったのだ。日本は英米陣営について動くことになる。

 

元素周期表発見150周年

今年はメンデレーフが1869年に元素の周期律を発見してから、150年たちます。現在は118個の元素(天然元素89個、人工元素29個)で、周期表第7周期まで、すきまなく分かっています。元素周期表は、元素を、陽子の数と等しい原子番号の順に並べた表です。周期表の最上段は18の族(縦の列)に分かれている。族は科学的な性質が似る。左端には、7つの周期(横の列)が書かれている。周期は電子数と電子の入る種類で決まる。

原子とは、電子、中性子、陽子の3粒子からなる粒子です。元素とは、陽子の数によって決まる性質が同じ原子の種類です。1種類、2種類と呼ばれます。炭素は燃焼(酸素と結合)して、二酸化炭素を生成するといった時、炭素、酸素は元素を意味します。世界は元素で出来ています。有機物の代表は炭素で、無機物の代表はケイ素・岩は二酸化ケイ素が基本です。分子とは、非金属の原子が安定的に結合した物質です。たとえば、水H₂Oは水素原子2個と酸素原子1個の3個の原子から出来た分子です。

化学とは、原子や分子を取り扱い、元素を使い、構成の変化・化学反応を取り扱い、錬金術のような文明社会を築く学問です。科学は生物、物理、化学など全般を言います。

原子番号順(原子番号1~20)に、元素を並べると周期表は以下のとおり。

1族1周期はH(水素)、18族1周期はHe(ヘリウム)、1族2周期はLi(リチウム)、2族2周期はBe(ベリリウム)、13族2周期はB(ホウソ)、14族2周期はC(炭素)、15族2周期はN(窒素)、16族2周期はO(酸素)、17族2周期はF(フッ素)、18族2周期はNe(ネオン)、1族3周期はNa(ナトリウム)、2族3周期はMg(マグネシウム)、13族3周期はAl(アルミニウム)、14族はSi(ケイ素)、15族3周期はP(リン)、16族3周期はS(イオウ)、17族3周期はCl(塩素)、18族3周期はAr(アルゴン)、1族4周期はK(カリウム)、2族4周期はCa(カルシウム)

周期表の語呂合わせ暗記法(原子番号1~20)HHeLiBeBCNOFNeNaMgAlSiPSClArKCa

水兵リーベ僕の船 七曲がりシップス クラークか

 

 

人生90年時代の日本の雇用・年金制度

(元慶大学長清家篤ほか)

1.日本型の雇用慣習<大企業男中心ではあるが)

①新卒一括採用(若年失業率が低い、仕事を教えるー他国にはない国の宝だ。今後も維持が必須)

②年功序列(生活給の年功賃金カーブ、長期計画)

③終身雇用(生活設計しやすい、長期計画)

④定年制(2025年65歳からの年金支給で、65歳まで雇用が義務化。再雇用が8割で主力。)

女性はパート、アルバイト多い。新卒男性は、ぜひ正規雇用から始めてほしい。

2.日本の年金保険制度

①年金というのは、防貧機能。年金は賦課方式(現役から年金者へ仕送り)で自分積立方式ではない。順送りで若い時にお金を貯め老人に仕送りし、老後に年金をもらう。年金額は現役のときの積立額の反映。少子高齢化で年金制度の持続には、マクロ経済スライド<現役世代と老人世代のマクロで見て給付水準を決定>と<人生90年時代、年金だけで老後が完結する時代でなくなった。自助(自分貯金、より長く働く)、共助(公的年金)、公助(生活保護)のバランスが重要になった。より長く働いて若年現役層の年金負担額を減らす必要がある時代になった。生涯現役の時代になった。>

②現役6千万人、支えられる人4千万人。老人で生活費が不足する人が4分の1いる。1千万人程度。年金が少なく生活が出来ない人を救うのは、救貧機能・福祉政策である。これは、年金制度で救うより、直接税、間接税で救う。しかし、生活保護の壁は高く、貧困者が多い。特に団塊ジュニア世代は就職氷河期で、非正規で厚生年金未加入者が多い。10年加入で年金はもらえるようになった。これからでも、厚生年金に加入して老後対策を立ててほしい。65歳以上の貯金額は、500万円以下25%、500-1000万円15%、1000-2000万円20%、2000-4000万円25%、4000万円以上17%である。70歳を過ぎても、日本人は起業など工夫して、少しでも豊かに暮らしてほしい。公的保険料は年金(介護保険も同一会計に入る)、国民健康保険料とあるが、増えて行く。これからは、医療費(健康運動)、介護費(ピンピンコロリ)、住宅費(中古住宅活用等)の出費削減工夫が必要になる。

 

年金頼み限界

(中日新聞)

6月3日(月)金融庁は、「人生100年時代」に備え、年金だけでは老後の資金をまかなえず、95歳まで生きるには、定年夫婦で2,000万円の蓄えが必要になると試算した。当然、厚生年金満額支給・住宅持ち家済、借金無しの前提である。

1.年金だけでは老後の資金をまかなえず、95歳まで生きるには、夫婦で2,000万円の蓄えが必要。

2.少子高齢化で年金の給付水準の調整が予想され、不足額はさらに拡大する。

3.現役期、リタイヤ期、高齢期といった人生の段階別に資産運用管理が必要。

4.運用方法として「つみたてNISA」「イデコiDeCo 」を例示。

5.退職金はピーク時から3-4割減っており、今後も減少傾向が続く可能性ある。

 

 

邱永漢は、資産管理には、人間は意思が弱いので、絶対に「天引き貯金」が必要だと言っている。結局、高齢期になっても、「天引き貯金」が必要であるということだ。

 

 

就職氷河期の100万人支援(骨太方針原案)

(中日新聞)

6月4日骨太方針原案で、所得向上で内需を支えるため、30代半ばー40代半ばの就職氷河期世代で、非正規労働や引きこもりといった状況にある約100万人を集中支援し、3年間で正規雇用者を30万人増やす数値目標を定めた。18年時点で、この世代のフリーターは52万人、非正規労働者は317万人。ていねいな支援を100万人と見積り、就職相談体制を整備する。

 

問題意識・懸念意識を表明したものと考えられる。しかし、正規雇用の厚生年金、健康保険の企業負担は、不景気の世の中で厳しく、簡単ではない。

 

車運転者80歳以上4人に1人

(中日新聞)

2018年11-12月の60歳以上高齢者調査によると、外出する手段は、自分で運転する57%、徒歩57%が突出して多かった。70-74歳は63%、75-79歳は46%、80歳以上は26%だった。頻度はほとんど毎日67%、80歳以上も59%だった。地域別には、政令指定都市が50%、人口10万未満の市は73%、町村は76%だった。

75歳以上の過失交通死亡事故は460件(割合15%)に増加している。1998年に運転免許の自主返納制度が始まったが、2018年75歳以上の免許保有者は563万人と増加中。

公共交通機関が発達していない地域では、生活の足として車が欠かせない。返納を強く呼びかけづらい(警察庁幹部)のが実情だ。

 

芒種(ぼうしゅ)

6月6日頃。芒(ぼう、のぎ)とは、イネ科の植物の花先にある針のような突起、種は種子でたねのこと。芒(のぎ)のある植物=稲を植え付ける季節を意味する。同時に梅雨が始まる。

梅雨は芒種(6月6日)頃に梅雨入りし、小暑(7月7日)から大暑(7月22日)までの間に梅雨明けとなる。

梅雨明けの頃に、寝間着を半袖、短パンに変えることができる。

 

60歳4分の1が貯蓄100万円未満

(中日新聞)

プルデンシャル・ジブラルタル・ファイナンシャル生命保険は本年4月の貯蓄調査結果を公表した。例年行っている。60歳時点での貯蓄は、4人に1人が100万円未満、300万円未満は3人に1人、一方、1億円以上が8%、5000万円以上は15%、3000万円以上は、4人に1人いる。格差が拡大している。

 60歳時点の貯蓄額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)平均額3000万円

100万円未満25%、100-300万円11%、300-500万円6%、500-1000万円11%、1000-1500万円10%、1500-2500万円4%、3000-5000万円9%、5000万円ー1億円7%、1億円以上8%

 

森永卓郎はすごい

(年収120万円<月収10万円>時代 森永卓郎)

森永卓郎は2003年「年収300万円時代」を刊行した。英米日は新自由主義で、市場原理の経済構造になる。金持ち・大企業は減税、庶民・中小企業は増税で、格差社会になると言った。日本社会は年収3億円のA層1%(100万人)、年収300万円のB層50%、年収120万円のC層40%に3分割されると言った。先回のブログで、日本の60歳時点の貯蓄額は4人に1人が100万円未満、3人に1人が300万円未満という調査結果が出たといったが、そういう時代になったということだ。「年収120万円時代」で、言われていることは、最大の問題は、65歳以上の高齢者である。現在、高齢者の年金は、年金なしが90万人、0-20万円が40万人、20-40万円が130万人、40-60万円が240万人(最大人口層)、60-80万円が180万人、80-100万円が100万人、100-120万円が80万人、後は、300-350万円が80万人、その他はみんな50万人以下である。普通の人の年金は年額70万円(月額6万円)くらいなのだ。60-90歳の間の年収確保が最大の問題なのだ。森永卓郎は、住む所があれば、月額10万円で、終身何とか食っていけると言っている。家賃がいらない住む場所を確保することが必須事項になると言っている。

 

日本で1億円以上の金持ちが多い理由

日本で1億円以上の金持ちになるには、何にもしなくても、誰でもなれる。その理由は、そのやり方は、厚生年金を30年貯めるだけで、誰でも簡単になれた。今の80-90歳代の老人たちである。

その結果、現在、60歳以上4000万人の老人の金融資産は、

3億円以上 100万人

1億―3億円 200万人

5000万円ー1億円 300万人  以上5000万円以上の金融資産持ちは600万人

3000万円―5000万円 400万人 以上3000万円以上の金融資産持ちは1000万人(老人の1/4)

私はたまたま、多治見市という陶器の町に住んでいる。例えばの話で、ラフな計算をする。

陶器製造業の年寄のおじさんとおばさんの毎月の年金は終身で、月48万円(現在でも公務員の共稼ぎは50万円くらいである)であった。子供の経営者を手伝う役員報酬は、2人で16万円、そのほか交際費が使える。年間400万円貯蓄出来て、60歳―90歳までの30年間で、1億2000万円貯まる。生きているだけで、何もしなくても、お金が入ってくる。こうやって、日本の高齢老人は銀行に金融資産を貯めたのだ。彼らの生活は単純だ。普段は毎日、家業の簡単な手伝いをする。昼間は従業員と同じまかないの昼食を一緒に食べる。旅行は年4回程度だ。60歳過ぎて、生命欲求は強烈ではなく、晴れの食事も、寿司かウナギかステーキくらいである。その結果、子供や孫への奉仕が趣味になる。家屋敷も中級、車もマーク2かコロナである。これで、何の創造もなくても、誰でも金持ちになれた。このパターンは、団塊の世代前までの成功パターンだ。

団塊の世代の人たちは、この半分くらいの金融資産を、30年の年金貯蓄で、出来る可能性はある。

 

遊びが大事

遊びとは何か?乳幼児が7歳の歩行能力獲得までの生命活動と同じだ。人間の日々の獲物獲得活動・生存競争の事前運動(筋肉頭脳ほぐし)と事後整理運動(筋肉頭脳リラックス)なのだ。人間が生命活動に必須な日々の獲物獲得活動(現代ではお金獲得活動である)の事前準備・事後リラックス運動なのだ。すなわち、自分の運動能力、頭脳能力を日々最高潮に保つために遊びをするのだ。

1.快適な食事と排泄と睡眠

2.運動による肉体能力確保、ゲームによる頭脳能力アップ

3.リラックス活動による筋肉頭脳リラックスによる能力回復

 

大暑水泳の季節だ

大暑7月22日頃、梅雨は完全に明けて、真夏になる。色々な野外イベントも、雨の心配もなくなる。大暑7月22日頃から、処暑8月22日頃までの1か月が、水泳の最高の季節だ。スポーツセンターの温水プールといえども、やはり、この季節は水泳をやると気持ちがいい。この時期、屋外、屋内のプールで、出来る限り水泳をすると、体が無理なく鍛えられ、体力が増す。最高の時期、最高のチャンスだ。大いに水泳をやるべきだ。

 

お金と幸せな人生

(お金と人生の真実 本田健)

お金の研究家・本田健が30年間研究してきたお金と幸せのまとめ本。本田健自身は、成功した締まり屋の会計士事務所の家に育ち、英語を勉強してアメリカでも生活し、370万部以上売った啓蒙本作家、コンサル会社等の経営者。

1.人生スタイルの98%がお金に支配されている。

2.お金は魔物、お金持ちになると体験する6つの不幸

①いろんな心配が増える

②嫉妬、批判、非難にさらされる

③危険な目にあう

④過大な期待を持つ危険な人を引き付ける

⑤相続など家族がケンカしやすくなる

⑥もっともっとの生き方に幸せはない

3.職業の選び方が、お金と人生の流れを決める。流れるお金の量と質が、そしてその謙虚なコントロールが、幸せと豊かさを決める。

4.「お金の扱い方虎の巻=お金の稼ぎ方、使い方、貯め方」は両親・友人の影響が大きい。

5.今の収入と資産は、これまでの生き方の総決算

6.幸せな人生へのお金の扱い方5つのステップ

①自分と向き合い、自分の現在の経済位置を知る

②過去の自分を癒し、「お金の扱い方虎の巻=お金の稼ぎ方、使い方、貯め方」を書き換える。

③豊かさ生活の基準値を下げる

④どういう人生を生きるのが楽しいのか考えて、自分の人生のスタイルを決める

⑤お金を自分とまわりの人を幸せにするために使っている人は、年を重ねるにつれ、幸せに豊かになっていく

 

中国王朝史

このところ、中国歴代王朝の英雄の小説を読んでいる。なかなか面白い。傑出した英雄が、新王朝を開くが、血統による皇帝国家運営なので、油断高慢増長により、数代で滅亡を繰り返す。現在の中国共産党も、同じ轍を繰り返しそうだ。

1.BC2000 夏 黄河文明 家天下の封建制度、青銅器文化

2.BC1500  殷 甲骨文字による漢字の始まり

3.BC1000  周 国姓 姫 天子国家の封建制度

4.BC500  春秋戦国 孔子儒教(人や国家政治の倫理学、哲学)老子道教(呪術信仰が基盤の多彩な自然宗教)李斯・韓非子の法家など百家学問絢爛

5.BC200  秦 人口2,000万人 えい政(始皇帝)皇帝と郡県制度 中原統一、文字・度量衡・貨幣等 貨幣半両銭通貨の統一で経済が大発展した 流通・都市・徴税・軍備・増収

6.BC200  漢 人口5,000万人(明までほぼ5,000万人) 劉邦(平民から軍事力で皇帝に)儒教を国教にし、漢字など秦の制度を引き継ぐ 半両銭をまねて五銖銭(ごしゅせん)を出し、700年間流通した 西域雲南拡張

7.AD500  三国晋南北朝 

8.AD600 隋 姓楊 律令制度 江南開発運河

9.AD700 唐 姓李世民 隋の制度を引き継ぐ

10.AD1000 宋 趙匡胤 文官が軍の上に立つ文治主義確立 科挙制度 銅銭・鉄銭は国際通貨に 鉄銭本位制の世界初の紙の紙幣「官交子」を発行した

11.AD1300 元 モンゴル チンギスハン・フビライ ユーラシア帝国 土地と宗教に関心なし 帝国内関税を3.3%に一元化して東西交易が隆盛に

12.AD1400  明 朱元璋(平民から皇帝に)内政中心 永楽帝 モンゴル、満州、ベトナム進出 鄭和の海外遠征 1800年以降 モンゴルと倭寇(秀吉の朝鮮出兵もある)の北虜南倭で財政が破綻した

13.AD1600  清 満州ヌルハチ愛新覚羅 人口5,000万人⇒AD18004億人に ハンは部族会議で力ある指導者を決めるので、暗愚の皇帝は出にくかった 満州、モンゴル、旧明(台湾も含む)、チベット、新疆東トルキスタンのハンになる AD1800新大陸から痩せた土地でも育つトウモロコシ、サツマイモ、落花生のおかげで4億人に人口が激増した しかし、1800年以降、清と欧米の力関係が逆転し、相次いで戦争に負け、半植民地化した

14.AD1900 中華民国 人口5億人 国民党孫文 資本主義、議会制民主主義国

15.AD1950 中華人民共和国 人口12億人 共産党毛沢東 共産主義、一党独裁国

 

米国が関税と為替で中国と全面戦争開始

2019年8月、いよいよ米国が中国を資本主義国貿易圏から追放するスタートを切った。

8月1日、米国は制裁関税第4弾(9月1日から残りの3000億ドル32兆円に10%の関税発動する)を表明した。中国への制裁関税は、第1弾340億ドル25%、第2弾160億ドル25%、第3弾2000億ドル25%、そしていよいよ、ほぼ全品の中国製品が対象となる第4弾(今は10%だが25%になるだろう)の発動だ。

また8月5日、自国通貨を安値に誘導して、不公正な競争力を得ているとして、25年ぶりに中国を為替操作国に認定した。更なる関税引き上げや通貨安競争に突入する。

中国は、2001年WTO(世界貿易機関)に入る時、経済が発展するにつれ、正常な貿易国となると期待されていた。すなわち、貿易ルールの順守である。

1.強制技術移転など知的財産権侵害などしない

2.管理変動相場制などをやめ、為替の自由化

3.儲けを海外に持ち出せるなど資本移動の自由化

などである。しかし、中国共産党は全く改善せず、共産党中心主義を変えなかった。

米国の国別貿易赤字の推移

米国の貿易赤字国1位は中国、2位はメキシコ、3位は日本である。1997年は中国、メキシコ、日本とも400億ドル程度の赤字、2007年は、中国に2500億ドル赤字(2001年より急進)、メキシコ、日本は500億ドル、2017年は、中国に3500億ドルの赤字、メキシコ、日本は500億ドルの赤字。中国がWTOに加盟してから、米国は耐えきれないほどの対中国赤字国になった。

しかも、上記3項目の貿易ルールは守らない。南シナ海、シルクロード、人権問題など悪化するばかり。中国を自由主義社会から追放するつもりだ。

 

ミリオンネアマインド

(ミリオンネアマインド トマス・スタンリー)

1996年、アメリカの富裕層研究のトマス・スタンリー教授の、純資産100万ドル(1億円)以上のアメリカの金持ち(5%)の調査結果である。

1.家族構成 夫婦と子供3人

2.資産 平均1億円 中央値5,000万円

3.所得 平均800万円 中央値500万円

4.相続財産 6割が相続財産なし

5.居住地域 全米で2,000ヵ所ある高級住宅地

6.住宅 97%が持ち家。購入価格は6,000万円、現在評価額は1億円。平均築40年。

7.職業 33%が自営業者。競争相手のあまりいない、高い収益を生む職業。16%が企業のサラリーマン経営幹部、10%が弁護士、10%が医師、残り33%はいろいろな職業。妻の職業は7割が専業主婦。

8.教育 90%以上が大学卒。半数以上が修士号、博士号取得。

9.ライフスタイル 世の中が不景気の時に、家を買い、株式を買う。収入内で生活している。日常生活は金がかからない事をしている。

10.勇気がある 自営業はリスクが高い。

11.人と違う発想・直観、行動が利益をもたらす

12.消費スタイルは良いものを修理して長く使う

 

日本の貧困線は120万円(月収10万円)

(中日新聞)

世帯の1人当たりの収入の中央値の半分を貧困線という。欧州は貧困線以下の人数は少ないが、日本はアメリカと同じレベルで世界平均レベルである。この現実を直視しなければいけない。

日本の貧困線は120万円(月収10万円)である。日本の人口1億2300万人の内、就業者は6600万人、そのうち4分の1の1500万人が貧困線以下の労働者である。

ワーキングプアの目安は200万円である。ワーキングプアは2300万人、34%である。

民間サラリーマンのワーキングプアは1100万人である。非正規労働者の比率38%約4割が大きく影響している。非正規労働者の内、7割が女性である。内8割がワーキンプアである。男性は3割で、内6割が未婚である。母子世帯の5割が貧困である。就職氷河期世代(30代半ばから40代半ばの世代)は約400万人が非正規で、75%がワーキングプア年収200万円以下である。

自営業者220万人の内、120万人、55%が貧困線以下である。

 

フリーランスが330万人5%に

日本のフリーランスが就業者6,600万人の5%、330万人になった。

フリーランスとは、ランス=槍で中世ヨーロッパの契約騎士からの説がある。自らの技能を提供する仕事請負人であり、社会的に独立した個人企業法人、個人事業主である。専門業務の外注や、個人による仕事の請負型が多い業界が多い。建設業が45万人構成比20%、卸小売業、専門技術サービス業、情報通信業、運輸配達業が各約20万人構成比10%である。自営業は飲食店小売店の経営者など業務請負の仕事をしていない業態を指す。アメリカは4人に1人、3,300万人、25%が雇われない生き方フリーエージェントだ。内、半分の1600万人12%がフリーランス、1300万人10%がマイクロ法人(ミニ起業家)、350万人3%が臨時社員(派遣社員、非正規労働者)である。アメリカの家庭の3分の1は、家庭の中に誰かの仕事場がある。アメリカ市場に安価な輸入品が溢れ、多くの会社が市場からお金を稼げなくなったためだ。日本では就職氷河期の非正規雇用問題がある。

 

究極の金持ち本

(自由と奴隷の人生設計、臆病者のための億万長者入門 橘玲)

この本で金持ちになる手段が、シンプル明快の述べられている。手段が少ないので、金持ち本はこれで全てで、これ以上深まることはない。

1.資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)

これ以外にお金持ちになる手段は世の中にありません。まず、①収入を増やす。質素に暮らして、②支出を減らす。法人を持って税金を減らす。③運用利回りを上げるためには、不況の時に、株式や不動産を買うリスクを取る。収入、支出、運用利回りの3つがお金持ち手段です。

2.期待資産額=年数×年収/10

この式では、④時間の重要性を示しています。1の式に年数・時間を掛ける必要があるのです。例えば、1か月1万円貯めても、1年12ヶ月経つと12万円貯まるのです。時間が資産形成の最大の手段なのです。

3.人間の全資本=人的資本+金融資本  金融資本=金融資産+不動産+年金資産+相続財産

長く働けば人的資本は大きくなる。金融資本より人的資本を先に考えなければならない。年金問題も生涯働けば問題は存在しなくなる。これからは、長く働く生涯現役という生き方に価値が出る。

4.お金を儲けること。収入を得る、稼ぐ仕事を開発すること

 

収入自体は、あくまでも、自らの知恵と労働で市場(マーケット)から獲得しなければならない。

 

 

不況4年

(中日新聞等)

1.世界不況に2019年9月より突入したー米中貿易戦争

2.過去の例からだと不況の期間は4年ー2023年まで景気と株価は低迷する

3.不況に備え生活防衛をし耐えよー円高、海外不況、消費税増税、雇用減少

①2019年米中戦争 9月1日、米国は第4弾の対中関税10%を発動し7割の中国製品が制裁対象になった。12月に残りを発動すれば全製品が対象になる。お互いの関税率は20%を超え、90年ぶり(1929年世界恐慌以来)に経済圏ブロック化が復活した。

②日本の不況好況サイクルは、不況4年、好況3年の7年周期である。2023年まで、大不況が来る。1929年世界大恐慌および2018年リーマン金融恐慌以降、最も危険な状況を迎えた。大恐慌では、世界貿易7割減少、株価8割下落、工業生産3割3分減少、失業率2割5分4人に1人であった。

③日本の不況 世界不況(貿易減少、工業生産減少、株価下落)、円高(中国はリーマン以来の1ドル6元が7元に、米国ドル安容認、ドイツはマイナス成長に)、10月1日の消費税10%への増税で個人消費減少、非正規雇用・中小企業への打撃、雇用減少(中小企業従業員380万社3300万人7割の雇用不安、大企業従業員1万社1500万人3割はこの日ために増やした内部留保で前回のリーマンショック時より安全)と深刻な影響が出る。

 

 

 

消費税税率2%アップで中小企業・個人業者苦境に。救済策の効果疑問。

1.2019年10月1日より消費税が2%アップして10%に。今でも赤字の中小企業・個人業者は生死をかけた危機に陥る。

①年間売上1,000万円以上の中小企業・個人業者は、有無を言わせず自動的に、売上×10%ー仕入×10%の消費税を取られる。売上5000万円以下の業者は簡易課税税度が適用される。これは仕入にみなし仕入率が適用され、事務が簡単になる。小売業80%、サービス業50%などである。サービス業の例をとると、売上5000万円の業者は、5000万円ー2500万円=2500万円×10%=250万円が税金で取られる。従来は2500万円×8%=200万円だったので、50万円税金が増える。消費税は天引きなので、赤字会社には致命的だ。

②2018年「休廃業・解散企業」動向調査によれば、全国で休廃業・解散した企業は5万社(前年比14%)であった。全企業360万社の1.5%を占めた。産業別にはサービス業3割、建設業2割、小売業13%など。休廃業・解散企業の従業員は13万人だった。勤務先変更や離職を余儀なくされた。法人別には、株式会社2万件、有限会社16000件、個人企業8000件であった。最大の原因は代表者の高齢化だ。70代4割、60代3割、60代以上が84%である。中小企業庁は事業継承支援を強化しはじめた。

2.中小・小規模事業者(資本金5000万円以下、従業員50人以下)の救済を企画して、キャッシュレス(クレジットカード、電子マネー等)・消費者還元事業を実施する。期間は2019年10月1日から2020年6月30日まで9か月間。支払額の5%または2%をポイントやキャッシュバックで還元。5%還元業者は小売、飲食、宿泊業、2%還元はフランチャイズチェーンのコンビニ、外食、ガソリンスタンド、0%は大手百貨店、スーパーである。

 

占い(未来予想)について

(六星占術 細木数子、こよみの基本学 神宮館)

1.人間はいつでも、今より幸せになりたいと願っています。より良い明日を求め、未来の姿を知り、成功したいと思ってます。また未来予想は現在、経済、政治、ビジネス決断の分野で大いに求められています。古代の人間は植物栽培・農業を始めて、狩猟生活から抜け出て文明・文化が開きました。農業はまず種まき・成長・収穫のために、温度・天候・降雨・暴風及び季節など気象予測が必要となりました。気象の未来学です。エジプトでも黄河流域でも、太陽と月の運行を観察して、日を数え1年を計って季節を悟り、暦(こよみ)・生活暦を作りました。そして、天体を観察し、より正確な暦・カレンダーを追求しています。気象予報は現代でも極めて重要な未来予測として、テレビ、新聞等に掲載されています。

2.気象以外の人の心の内、運勢、未来の出来事などの直接観察できない個人的な未来を予想する方法に占いがあります。また、景気経済予測、政治政権予想などのシンクタンク情報統計提供などの未来予測もあります。占いは統計から来るよりも、個人の経験・理論や偶然による所が多く、科学的統計的とは言いがたい。占い手法は命(めい)、卜(ぼく)、相(そう)の3つがある。

①命は運命、宿命などを推命する。誕生時間・場所など使用。四柱推命、西洋占星術、六星占術(細木数子)など

②卜は人が関わる事件の決断に使う。卜定。偶然性を利用する。亀甲占い、周易易経、カード占い、コイン占い、おみくじなど

③相は姿・形など目に見える事象から運勢など見る占い。姓名判断、手相、人相、印相、風水、夢占いなど

占いはアブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)や仏教などの宗教ではやってはいけないとされている。

3.運命とは、「衣」「食」「住」のこと。その人個人だけのもの。

宿命とは、「心=知性、性格、気質」「体=体つき、骨格、体質」「霊=生命力、たましい、こころエネルギー」で、先祖(父母、祖父母、先祖)から、さずかったもの。宿命を成長・発展させ、幸せに生きる。そのための5手法。健康人、こころ生かし人、社会人、お金稼ぎ人、人のため尽くす人。

4.東洋占術の基本

①陰陽五行思想 陰陽思想は古代中国神話の帝王「伏羲」が考えたもので、すべての事象は陰陽表裏の2面でなるという思想。え=陽、と=陰である。五行思想は夏の創始者「禹」が発案したもので、万物は「木火土金水もくかどごんすい」の5要素で成り立つという思想。木は植物だけでなくすべての生命体。

②十干十二支(じっかんじゅうにし) 十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞。十干はえとで「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと」。十二支は時間を計る基準が、1年を12ヶ月とした十二進法がベースにあり、月も日も60日周期、60ヶ月周期で循環することから、干支は60年周期で循環する。

③九星術 3×3の魔方陣(3方陣)は1つしかない。すなわち、3×3の上3つは4,9,2、中3つは3,5,7、下3つは8,1,6である。たて、よこ、ななめのどこを足しても15になる。日本には推古天皇602年に百済僧が遁甲方術が伝わり、戦国時代に軍事用遁甲方術になり、江戸時代に生活用九星術(八白土星とか生年で本命星を決める)として活用されるようになった。

④易 中国周代に生み出された占いの手法。筮竹算木の操作で八卦を出し、吉凶、運勢を判断する。それまでの亀卜に変わり、漢代から流行した。

 

稲盛和夫の経営問答

稲盛和夫は1万人の塾生をかかえる経営塾「盛和塾」をやっている。稲盛さんの書籍は実学とかアメーバ経営とか抽象的でわかりづらいものが多い。しかし、この経営問答は悩みとその解決法という構成になっているので、シンプルで分かりやすくて良い。

1.ビルメンテナンス業 2代目。内訳はメンテナンスが9割、コンピュータシステム等が1割で、利益率3%、優先してやる事がわからない。

(回答)現場に出て、泥まみれになって仕事に精通する。事業をよく理解していない。ビルごととか場所、時間ごととか採算単位を細分化し、儲かっているか、赤字かを理解し、それぞれの部門で利益が出るようにする。事業をボーナスや賃金に反映してはならない。意欲がなくなる。京セラでは功績を賞賛し精神的な栄養をあたえている。素晴らしい業績には栄誉と賞賛を与え、報酬で大差をつけない。最低でも1割の利益を出す。無理と思うから出来ないのだ。「売上を最大にし、経費を最小にする」というシンプルな原則を貫くことです。

2.印刷業 3代目。資本金1000万円、正社員・パートは40人,年商4億円。地元シェア50%。勝ち残るには投資が必要。方針は①シェア拡大営業力強化②生産力の強化③新社屋建設ですが。

(回答)①は大いに工夫すべし②は注意が必要。印刷機械の減価償却期間を5年から10年に伸ばし、毎年5%以上の経常利益を出すことが至上命題となる。③は「本社はオンボロでもよい」。外見が悪くとも、印刷機械さえ立派であれば、事業に差し支えない。京セラは創業40年で年商7000億円になって、本社らしい本社を建てました。

3.多角化 中小企業は1つの事業の盛衰により、会社の命運を左右されないよう多角化が必要となる。

(回答)しかし、新規事業の競争相手は専業でその事業に社運をかけている。力を2分してライバルに立ち向かったら勝ち目はない。多角化は本当に難しい。

①多角化に失敗しても耐えうる財務体質の強化②既存事業を高収益にし財務基盤を確立する③経営者は人並みはずれた情熱を持つ③経営者は「有意注意」で意識を集中し、瞬時に判断し、誰にも負けない努力をする。④得意技の延長か、飛石か。中小企業はまず得意技の延長で。

4.書籍雑貨の小売店。資本金4800万円。従業員500名。店舗数34店。売上高100億円。出店に伴う借入金が増加。方針は?

(回答)売上の大きさを追わず、店舗ごとの採算を高めよ。新規事業、新規出店は、堅牢堅固な本丸を作り上げた後に。まず従業員を守っていけるだけの十分な収益を上げられるよう、既存店の赤字をなくし、採算を向上させなければならない。足るを知った上での発展が事業の永続をもたらす。まず、既存店の収益性を高める。

5.プレス試作品メーカー 2代目。従業員150名。資本金2000万円。マーケット縮小に備え、新分野に進出したい。第2の柱を作る留意すること、実行することは?

(回答)多角化という死屍累々の坂道を行く。京セラの場合、ブラウン管の絶縁部品からスタートした。いつか使われなくなるという危機感があった。顧客を回り、今までやった事のない製品でも「できる」といって、半年後に試作品提出と言って受注し、開発した。その繰り返しで新市場、新分野を開拓しました。自分の得意技の延長で多角化を進めるべきです。決して飛石を打ってはいけない。相手に切られないように、今生きている石につないで、多角化の手をうちなさい。人間の能力は無限であると信じて、経営者トップが先頭を走り、みんなをひっぱてゆかねばならない。

6.経営理念 パートナーシップで経営する。京セラ経営理念「全従業員の物心両面の幸福を追求する。社会、人類の発展進歩に貢献する。」労使の立場を超えて一致団結する。京セラ流コンパという飲み会を開いた。経営者と従業員という対立構造ではなく、「全員参加経営」とした。パートナーだからこそ、全従業員に株式をもってもらった。

7.ガソリンスタンド24軒、その他計29軒。規制緩和で粗利半分に。人件費の削減に取り組まざるをえない。年功給6割、業績給4割で、社員の収入に大差なしの状態。業績連動はどうか。

(回答)人心を乱す業績スライド給は逆効果。一律賃下げを理解してもらう。ドライなはずのアメリカでも、下がるときは反発。感情が優先。危機感を持ち、賃上げ凍結を決めた京セラ。

8.100人以上の従業員になると、経営者1人では難しい。片腕となる人材を育成したい。

(回答)小集団(京セラでは20人単位の班でアメーバと呼んだ)に分けて経営者意識を芽生えさせる。分社より事業部制に。従業員に経営者と同じ意識を持ってもらうには、会社経営や事業展開に興味をもらう。若い人を登用して育てる。感謝の気持ちを忘れずに、叱咤激励する。

9.経営管理とは、管理会計で対応した。

(回答)携帯電話セルラーをはじめたとき、アメーバ(事業部分割)経営管理をした。管理会計です。携帯電話の事業を分析し、契約事業、通話オペレーション事業、レンタル事業、付属品販売事業という4つの事業単位にわけた。それぞれの事業の売上と費用と利益を出す。独立した採算管理をした。採算の実態を、責任者だけでなく、全従業員に開示し、採算意識を共有する。

10.コンパは人間関係を築く好機。いつも苦労をかけているので、夕食代くらいおごる。京セラのコンパは騒いだり憂さ晴らしをするのではなく、人生について、仕事について語り合う飲み方、こころのコミュニケーションだ。面白い酒宴でないので、面白くないという人もいたが。

11.高収益の必要性

(回答)創業したとき、税引き前利益が300万円でた。ところが、税金を納めると半分しかのこらない。その上、役員賞与や配当を出せば、手元に残るのは、100万円である。恩人に借金を早く返すために、高収益を目指した。世の中、いつ不測の事態が起こるかわからない。将来にわたって、経営を安定させ、従業員の雇用を守るため、会社は高収益でないといけないのだ。稲盛社長時代は税引き前利益は常に20~30%であった。その他、株主に高配当をだす、キャピタルゲインをもたらし報いる。新規事業展開の選択肢、M&Aなどのためにも、財務体質が強い必要がある。1984年に第二電電を創業した時、京セラの手元資金は1500億円あった。

12.高収益の原動力

(回答)経営者自身が「自分の会社を何としても高収益にしたい」という「こころの底からの強い願望」が必要である。昭和40年ころ松下幸之助さんが講演会で、ダム式経営の話をされた。そのとき、「まず、余裕ある経営をしたいと、こころから思わなければ、ならない」と理解した。人間はそうしたいと強く願わなければ、何事も成就できないのだ。実際、盛和塾生はそう思う人が増えてきて、目標を達成する会社が100社を上回るようになった。

 

稲盛和夫さんは、松下幸之助の政経塾をまねて、盛和塾を作ったと思われる。

 

覚えたいマネー概数値

1)モノサービスの価値は不変で、100ならお金の総数も100である。お金をたくさん印刷して200にしても、値段が2倍になるだけで、価値は変わらない。

2)国内総生産GDPの原則は、生産額、所得額、支出額は同じ。

3)デリバティブ(金融派生商品)は先物取引やオプション取引でレバレッジ(テコを効かす=証拠金が10%なら10倍の取引が出来る)で少ない資金で大きな投資効果を狙う。偽金(フェイクマネー)という。バブルの元である(アメリカ、中国、ユーロ)。真水のマネーは日本しかない。ミンスキー金融不安定の循環説=リスクを最大限に膨らませた後、資産売却・資産価格暴落・破産・銀行破綻・中央銀行が銀行救済(ミンスキー・モーメント)して元に戻る

4)世界の通貨供給量 狭義の通貨M3=(現金+預金)世界で3500兆円(35兆ドル)。広義の通貨はM3+信託+金融債+国債+外債。世界で広義マネー供給量 9000兆円(90兆ドル)。マネーストック=M3。マネタリーベース=市中現金+日銀当座預金。信用創造の元。国債を買い入れ、市中にマネーを供給・量的緩和計る。民間に資金需要がなく、マネーストック増えず。

5)信用創造 民間銀行と中央銀行は準備預金制度があり、法定準備率が10%とすると、民間銀行は、残りは民間に又貸しする。こうしてお金は増えていく。すなわち、信用とは誰かの借金である。永遠にお金を貸し続けなければならない仕組みになっている。

1.日本のマネー

①日本の生産GDP=所得=支出は500兆円(5兆ドル)

②日本の政府・会社・家計の債務は1800兆円(18兆ドル)

③日本政府の借金は1100兆円(11兆ドル)国債900兆円・地方債200兆円

④日本の国家予算は300兆円(3兆ドル)一般会計100兆円、特別会計200兆円

⑤日本の金融資産 政府金融資産600兆円、対外純資産400兆円、家計金融資産1100兆円、国債は100%円で発行で安定。

⑥日本の預貯金 全国の預貯金830兆円(M2)、M3=M2+郵便貯金=1100兆円

⑦日本で流通している円・銀行券の残高・現金・紙幣総額 80兆円(8000億ドル)預貯金の1割、9割は預金通帳の電子情報。

2.世界のマネー

①マネー・株式・デリバティブその他資産額 18京円(1800兆ドル)

②世界マネー通貨供給量 9000兆円(90兆ドル)

③株式市場 7000兆円(70兆ドル)

④現金流通額 3500兆円(35兆ドル)

⑤金の時価総額 1000兆円(10兆ドル)

⑥米ドル流通額 150兆円(1兆5000億ドル)

⑦デリバティブ市場 12京円(1200兆ドル)<偽金・フェイクマネー>

⑧2017年11月 世界の通貨供給量は1京円(90兆ドル)。10年で7割増加。世界の国内総生産GDP額より16%多い。実体経済と乖離鮮明。

3.世界の債務(2019年8月中日新聞より、国債決済銀行BIS情報)

①世界の債務 1京9000億円(180兆ドル)<金融機関除く> リーマンショック前の2007年から1.6倍になった。

②新興国債務 5500兆円(54兆ドル)07年の3倍。(先進国は1.3倍。日本は2000兆円(18兆ドル)1.3倍)

 中国債務 3500兆円(33兆ドル)07年の6倍。

③激化する米中貿易摩擦で世界経済は減速。株価が乱高下。景気後退局面では資金調達が難しくなり、債務の返済に行き詰るケースが増える。個人消費や投資が急速に冷え込み危機の引き金になる懸念が出てきた。投資家が新興国市場や株式市場から資金引き上げに動けば、株価暴落し、投資家の損失が広がる恐れがある。主要中銀は経済を支えようと利下げ金融緩和に動いている、

 

 

10月米国対中2政策発令

米国及びトランプ大統領は10月に対中貿易冷戦策として、次の2政策を発令・けん制する。

1.中国、韓国などのWTO発展途上国優遇措置見直し

本年7月26日、トランプ大統領は、中国が発展途上国と申告して優遇措置を受けるのは不公正だとして、ルール見直しをWTOに働きかけるよう米通商代表部に指示した。90日以内(10月下旬)に進展がなければ、不適切とみなす国の途上国扱いを取りやめる。WTOの制度上、途上国と自己申告した国は、先進国からの関税免除などの優遇を受けられるほか、貿易自由化の義務も免除される。全会一致を原則とするWTOで、中国が反対して議論が進んでいない。

2.米議会、香港人権・民主主義法案を全会一致で可決、一国二制度を毎年検証

米上下両院の外交委員会は、9月25日香港人権・民主主義法案を全会一致で可決した。香港の高度な自治を認める一国二制度が機能しているかどうか、毎年検証するよう米政府に義務づける。近く本会議でも可決、トランプ大統領の署名により成立する。一国二制度が機能していないと判断されれば、関税などの優遇措置が見直される。香港経由で外国から投資を呼び込む中国にとって大きなダメージとなる。外交委員長は「香港の自治を壊している中国共産党に責任を負わせる時がきた」と声明を発表した。

 2019年10月は、10月1日に中華人民共和国建国70周年祝賀大会開催、その後に上記の米国政策が発令される重要な月となる。

 

 

多治見散歩南コース開発

昨日は夏日を通り越して真夏日になったが、秋になって散歩を開始した。夏日は上限25℃、真夏日は上限30℃、冬日は下限0℃である。すなわち、下限0℃から上限25℃までが、春秋中間のいい気候ということになる。昨日は、半袖半ズボンで散歩した。そして南コースを開発した。これで、東西南北4コースが開発できた。今秋は散歩を楽しみたい。

①東コースは北野神社、大畑稲荷、新羅神社、戎大国、大日舎、長瀬通り、本土神社、松竹飯店、王将、くら寿司、サイゼリア、地元の中華料理屋

②北コースは虎渓山永保寺、虎渓公園(ここで、握り飯、飲み物)

③西コースは池田のエノキ・地蔵堂、喜多緑地公園(ここで、握り飯、飲み物)

④南コースは滝呂神明神社、津島神社、滝呂観音堂、子安観音、弁財天堂、滝呂中央公園(ここで、握り飯、飲み物)

 

 

 

日本の高齢社会

2018年国民生活基礎調査によると、高齢者世帯(65歳以上世帯)は1500万世帯、全世帯に占める割合は3割。1世帯あたりの平均所得は330万円。所得の内訳は、公的年金6割、労働所得3割、財産所得1割(家賃、利子、配当)だった。高齢世帯の生活意識は、生活が苦しい6割、ゆとりがある4割だった。

老後の安心(衣食住)を確保するには、収入ー支出の黒字化が必要である。

①収入 働いて稼ぐ、年金の確保、財産所得の確保、2世帯同居

②支出 住居の確保(断捨離、地方移住)、生活費見直し(食費、交通費、公共・通信費、文化費)、生活インフラの確保(役所・図書館等公共施設、近隣スーパー食品店、医療介護施設)

 

肉と人間

(人類はなぜ肉食をやめられないのか マルタ・サラスカ)

現生人類は雑食(穀物、根菜、肉食)であるがために、生き抜いた。

1.人類の歴史

①15億年以前 単一細胞・古細菌(真性細菌と古細菌)のみ存在 太陽と無機化合物からエネルギーを合成。

②15億年から 他の細菌を飲み込む細胞が出現 飲み込まれた細胞がミトコンドリアや葉緑体などの小器官となり細胞内で共生した。こうして真核という核膜を持った真核生物が誕生した。真核生物の食い合いがはじまった。古細菌以外の生物は、すべて真核生物。 

③6億年前 カンブリア紀 酸素が、15%から藻の大発生で急増した(現在は20%)。活動力が増した真核生物は食い合いで、大きくて堅い殻を持つ生物へ進化の競争がはじまり、生物種は激増した。

④6500万年前 祖先のような虫中心の食事をやめて、豊富になった花や果物を食べる完全菜食になった。木登り上手の霊長類である。そして、猿やゴリラなどへ生き延びた。

⑤600万年前 二足歩行の菜食霊長類出現。種子と木の実食べる菜食者。小腸の発達と盲腸の縮小。

⑥250万年前 雨量が減少し、サバンナが出現。木が減少し、草食獣を食べる肉食になる。

⑦200万年前 石器とヤリで狩りし、火の工夫する。数十万年で脳が70%容量拡大し、腸が短くなった。人間の脳は全エネルギーの25%も消耗する、肉の高エネルギーと多栄養素を活用した。狩りの走りのため、体毛が薄くなり、汗かきになり、肌が黒くなった。

⑧180万年前 人類は出アフリカを果たす。肉食は動物さえいれば食料に困らなかった。ネアンデルタール人は肉食中心主義で、動物が少なくなると滅んだが、現生人類は雑食で、鳥、魚、貝、植物も食べたので生き残った。

⑨20万年前 現生人類と同じミトコンドリアDNAを持つヒトが東アフリカに出現した。

⑩2万年前 人類は川沿いで農業を発明し、安定した穀物食で人口が増えた。さらに、畜産業も開発した。 

⑪以上の歴史から、人類はその時代の最善のものを食事にした。気候の変動に非常に高い順応性をもっていた。何回か食事の内容をがらりと変えた。昆虫から果実へ。果実から木の葉・草へ。木の葉・草から肉・根菜へと。穀物農業と畜産業へと。

2.肉食について

肉はタンパク質・脂肪など高い栄養価を持つ食物である。少量で効果が高い。しかし、肉食主義者と菜食主義者の健康度合いはさほど変わらない。タンパク質は野菜にもある。例:ピーナッツバター・サンド。かつ、肉食をしすぎると、健康に害を与える可能性がある。便秘、肝臓病、糖尿病、心筋梗塞、血管病、大腸がん。素材がすべてタンパク質ではないので、体重50kgの女性なら肉120gくらいである。

3.1日のタンパク質を取る目安 以下を朝昼晩に分けて食べる

①肉 60-100g(鶏もも1枚の1/3)

②魚 60-100g(あじ1匹)

③豆腐 1/3丁(納豆 1パック)

④牛乳またはヨーグルト 200ml(コップ1杯)

⑤卵 1個

 

 

アジア納豆

(謎のアジア納豆・日本納豆 高野秀行)

1.作者の高野秀行はタイ・チェンマイとミャンマー奥地で納豆に出会い、ビックリし、アジア納豆、日本納豆について探査した。その結果、納豆は大豆を煮て、野生の大きな葉やシダ(納豆菌がいる)に包み、温かい(40℃がベスト)場所(昔はかまどの側と日当り)に、1日くらい置くと糸引き納豆ができる。どこの国でも自宅で簡単にできることが分かった。野生のツルマメを栽培すると、大豆になるので、日本では6,000年前から大豆があったので、世界最古の納豆は日本で出来たと、高野は推理した。

2.人体の構成要素と3大栄養素

①人体の構成要素

人体は水が6割、脂肪が4分の1(残り4割の6割)、たんぱく質15%(残り4割の4割)

たんぱく質は筋肉、骨、皮膚など作る原料。肉、魚貝類、卵、大豆、牛乳などに多い。人間は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、人間のたんぱく質に再合成する。

②3大栄養素 炭水化物(糖質)、脂肪、たんぱく質

炭水化物(ごはん、パン、麺)と脂肪(油、バター)は主にエネルギーに、たんぱく質は筋肉、ホルモンなど体を作る。

3.大豆

たんぱく質の原料の肉、魚貝類、卵、牛乳などは、昔は手に入れるのが難しかった。ところが、豆類(大豆など)は、野生、栽培すれば、比較的簡単であった。しかし、大豆は3割がたんぱく質であるが、人体に有害な成分を含み、栄養分を摂取しにくい。大豆を煮ただけで食べる民族はなく、豆腐か枝豆か発酵食品(納豆、みそ、しょうゆ=アミノ酸にして、消化しやすさ及びうま味を出す)にして食べる。

<参考>豆腐は、大豆を煮て絞り、豆乳にして、にがり等で凝固させる。枝豆は夏の若い豆を煮て食べる。みそは、大豆を煮てつぶし、麹菌つきの米麦を混ぜ、発酵熟成させる。醤油は、大豆を蒸し、小麦をいり、麹菌と塩を混ぜ、発酵・熟成し、しぼる。

 

胃腸疲れに週末プチ断食

(教職員共済のホームページ)

1.内臓を休ませて体の疲れを取る

食べすぎで胃が疲れて、体の疲れが続く。食習慣の欧米化で高たんぱく・高脂肪食事になったが、日本人の消化酵素とマッチしない。そのため、消化・吸収・代謝などを行う内蔵が疲れている。しかも、摂取エネルギーを代謝させるために必要なビタミン・ミネラルがますます消耗され、不足気味になる。内臓はフル稼働でクタクタ。疲れやすい体になる。

2.現代人の食生活の問題点

①高たんぱく・高脂肪の食事で胃腸に負担、代謝に必要なビタミン・ミネラル消耗

②テレビを見ながら、お菓子・ジュース・清涼飲料などの甘い物を過剰に取り、ビタミン・ミネラル不足

③寝る3時間前内のお酒・おつまみで、就寝中に、胃腸が疲弊

3.「プチ断食」で内臓を休ませ、体の各機能のメンテナンスをする

内臓が働きづめだと、ビタミン・ミネラル・たんぱく質分解酵素が、消化・吸収活動のため優先的に使われてしまい、弱った体内の組織や細胞の修復に回ることができない。そこで、内臓を休ませる週末プチ断食がいい。それまで消化に費やされたビタミン・ミネラル・たんぱく質分解酵素を修復させる。弱った免疫力は正常に戻り、ホルモンの分泌リズムが安定し、自律神経のバランスも整う。しかも、余分な栄養が入らないので、血管内の血液浄化や、ダイエット効果もある。

4.プチ断食メニュー

①朝・昼食は400ccの野菜ジュース 半日で体内を浄化できる。

②夕食はおかゆ・梅干添えて 内臓回復。翌日からは、ふだんの食事

私は今体調が悪いので、明日からの金・土曜日プチ断食をやってみようと思っています。

 

ウラ経営学

(利益に直結するウラ経営学 日垣隆 岡本史郎)

1.財務諸表

現在の中小企業の会計は、申告目的だけで、税務会計である。経営の役には立たない。財務諸表では経営はわからない。売上より利益の方が大事だ。売上を伸ばすのは、単価を上げるか、常連客を増やすかという2方法しかない。

2.納税

納税を見込んでおかない人は破綻する。1億5000万円稼ぐと税金1億円持っていかれる。個人だと、平均30-40%の税率で税金(国税+地方税)を払う。たとえば、30%とすると、月収で4ヶ月分である。4ヶ月分以上ということをみんな気付かない。國のルールだから、変えられない。会社の利益と個人の稼ぎで1億5000万円稼いだ人は、税金は会社と個人で合計1億円である。

3.内部留保が大事

経営の最終目的は、1円でも多くお金を残すこと。内部留保できない家は、恒常的に日常生活費は回らない。

4.経営は時間だ

この商品は2年で終わらせようと、やめる時を決めて始める人は、きちんと稼ぐことができる。引き際をどう見極めるかが大事。ギャンブルや株式など変化があり不確実な勝負では、やめるタイミングは儲かった時と決めても、やめられない。儲け損失にかかわりなく、時間と回数を事前に決めておくことしか引き際を決められないのだ。

5.クレーマー

自己愛性のクレーマーが増えた。クレームを言う1割の客は自分達のエネルギーの5割を奪う。だからノルマとして、強烈なクレーマーは切った方がいい。現実的には他に行ってくださいという話である。クレーマーを切るには、理由を言ってはいけない。先方には、こう言えばああ答えるというマニュアルがある。そうすると、理由の説明責任を背負うことになり、しんどい。したでに出ずに、うわてに出ずに、ニュートラルに対応する。上手に対応して他に行ってもらう。

 

お金の変遷

(お金2.0 佐藤 航陽)

佐藤航陽はアプリ収益化事業・ネット決済・タイムバンク等の㈱メタップスを設立し、2015年に東証マザーズに上場し、創業者として、145億円の資産を得た。彼のお金に関する知見は、コンパクトに絞っている。

1.人生の悩みの種類は3つ

①人間関係②健康③お金 お金によって、人生の道が狭められたり、日常がうまく回らない状態を、お金をツールとして使いこなして、脱却しよう。

2.世の中が動く方向 ①お金(経済)②感情(人間)③テクノロジーの3つのベクトルの合成和

3.Fintech(フィンテック)2.0 financeとtechnologyの合成語。ロボアドバイザー、ビットコイン、ブロックチェーンなど。

4.お金とは 価値の保存、尺度、交換の役割がある。世界最古のお金は紀元前1600年頃の貝殻。お金が社会の中心に位置付けられたのは、わずか300年前の1700年頃から。自由・平等概念が広まり、産業革命で、農業から工業へ生活の中心が移り、工場を作るお金、労働者の生活の手段としてのお金が重要になった。身分(神様、王様)からお金へパワーシフトして、資本主義の社会になった。資本主義社会では、お金がないと、何もできない。価値の交換手段としてのお金が、やがてそれ自体を増やすことが目的になった。そして、全員がお金を増やすことのみに、焦点を絞るようになった。

5.中央銀行の普及はこの100年である。最初の中央銀行は、1694年大英帝国のイングランド銀行。イングランド銀行の銀行券もメガバンクが発行する証書のようなものだった。1833年法定通貨となる。1844年国営化され、国家が所有する中央銀行になる。それを見たアメリカと日本も中央銀行を作った。1900年頃の中央銀行設置国は18カ国。1960年で50カ国。現在は大半の国が設置。中央銀行が通貨を発行し、国が経済をコントロールするのが標準になった。

6.仮想通貨、ブロックチェーンの将来 ビットコインとは、中央に管理者がいなくても成り立つP2P(個人間)ネットワークのバーチャル上の通貨。2009年にナカモトサトシが作った。ビットコインはブロックチェーンという技術が活用され、第3者が容易に改ざん出来ないようになっている。このビットコインを原型にさまざまな仮想通貨が作られており、市場全体の時価総額は20兆円位である。仮想通貨の将来はどうなるか、わからない。普及するかもしれない。

7.経済とは 人間の欲望のネットワークであり、その上でお金が動いている。欲望は①本能的欲求②金銭欲求③承認欲求に大別される。この動的ネットワークの2大特徴は、①商品選びに、極端なかたより(格差)が自然発生する。消費において、全体の0.3%が売上の50%を占める。所得においても、上位1%層が富の50%を所有する。②不安定・不確実な世界。

8.経済体の発展の7要素 ①インセンティブ報酬が明確②変化の激しい環境③運と実力の両方がある④ヒエラルキー序列の可視化⑤参加者が交流する場があり、共同体を認識できる⑥その経済システムの寿命を考慮しておく⑦参加者が同じ価値観を持つと寿命が延びる

 

 

現代人類20万年の人口変遷史

(20万年の人口変遷史 大塚柳太郎)

現代人類と同じミトコンドリアを持つヒトが、東アフリカに誕生して20万年がたった。その間、5,000人から75億人に増えた。その歴史をたどってみる。

1.人口推移 20万年前 5,000人、7万年前50万人、1万2,000年前500万人、5,500年前1,000万人、2,000年前(紀元AD元年)2億人、AD1,500年4億人、AD1,750年7億人、1,800年10億人、1930年20億人、1950年25億人、2000年60億人、2020年75億人、(今後予測)2025年80億人、2050年100億人、2100年110億人ーこれが地球の可容上限か

2.現在の地球人口分布

アジア46億人(61%)、アフリカ12億人(16%)、中南米7億人(9%)、以上で85%、ヨーロッパ6億人(8%)、北米4億人(5%)、オセアニア0.4億人(1%) 以上で100%

3.ヒト前史 600万年前チンパンジーとヒトは共通の祖先から分岐した。400万年前に猿人出現。150万年前原人出現。60万年前ネアンデルタール人出現。

4.ヒト出現 20万年前 現代人類に共通するただ1つの、祖先ミトコンドリアDNAにたどりつけるヒト出現。少なくとも、3,000人の祖先集団が必要。

5.ヒトの特徴 直立二足歩行と脳の大型化。ヒトの赤ん坊は脳が大きいため、未熟児で生まれる。乳歯がそろうのは、生後2年半。歩行完成が7歳。言葉の理解や文化の理解に12年位かかる。長期にわたって子どもの養育が必要。

6.ヒトの誕生 サバンナが主な生息域。強い直射日光で、体毛を減らし、メラニン色素を持ち、汗を出すエクリン腺という汗腺を発達させた。狩猟採集生活の長距離移動にエネルギー消費の少ない二足歩行が有利。霊長類の多くは、植物食性だが、ヒトは動物食と野生のイモ食に依存した雑食性になった。

7.ヒト化 石器などの道具を使う。食物に火を使い、加熱して、動物性食物を食べ、植物も消化しやすいαデンプンに変えて食べる。水さらしの加工技術で毒消しをした。乾燥の加工技術で、保存期間を伸ばした。狩猟採集民となった。コミュニティのサイズは50人程度だった。性による分業。妊娠・出産・育児に多くの時間を使う女性は狩猟に向かないと認められた。女性は植物採集、男性は動物の狩猟を行った。

8.生物適応と文化適応 ヒトは汗腺を得て熱帯での行動に生物適応し、温帯寒帯では衣服・住居を利用する文化適応をした。牧畜民は牛乳を消化する遺伝子を持つ生物適応をし、狩猟では、尖塔石器を作り、大型動物の捕獲を可能にした文化適応をした。

9.20万年前→7万年前→1万2,000年前 5,000人→50万人→500万人 7万年前にメソポタミアに進出。地球全域に移住した狩猟採集民1万2,000年前には南米に。

10.1万2,000年前→5,500年前 500万人→1,000万人 定住と農耕の開始 野生植物の栽培化(ムギ、米、とうもろこし、じゃがいも、ヤムイモ)と野生動物の家畜化(ヤギ、ヒツジ、ウシ、ブタ、ニワトリ)。

11.5,500年前→AD1,750年前 1,000万人→7億人 古代文明の成立(エジプト、メソポタミア、ギリシャ・ローマ、インド、中国)、都市の出現と人口の集中・増加。天然痘など感染症のリスク増加。技術の大衆化と人口支持力向上。AD1,500年 現代の幕開け ポルトガル、スペイン遠洋航海で東洋の開発と新大陸の発見。奴隷労働者移住。

12.AD1750年→1950年 7億人→25億人 1750年イギリスで産業革命始まる。ヨーロッパの人口増加、南北アメリカ、オセアニアへの移住。アジア・中東系14億人、ヨーロッパ系8億人、アフリカ系2.5億人。1900年から1950年の50年間は、アジア人口伸張。

13.1950年→2000年 25億人→60億人 2.5倍に 途上国の死亡率が低下。

14.2020年 75億人 地球の人口支持力、地球環境の制約から、人口増加への危機意識高まる。

15.20万年は1世代25年とすると、8,000回ほどの世代交代があった。その大半は、野生動植物だけを摂取して生きてきた。

 

 

ユーロから始まる世界経済大崩壊

ユーロから始まる世界経済大崩壊 ジョゼフ・スティグリッツ)

欧州統一圏を目指したヨーロッパEU・ユーロ圏構想は、ユーロ圏の単一通貨システムの問題点により、通貨システムの破綻とその衝撃に見舞われている。イギリスの2016年6月のブレグジット(イギリス離脱)で、問題点が鮮明になった。EUはソ連崩壊後1992年、欧州の外交・安保、経済(通貨含む)、社会の統合を目指した。2002年単一通貨ユーロ発足。政策決定機関は、各国代表者で構成される理事会。加盟国28カ国。新自由主義、グローバル化、経済統合・金融化、法人税・所得税の減税、緊縮財政、貿易自由化、移民などを政策とした。ユーロ通貨は、単一通貨が資本と商品の移動をうながし、結果として経済統合が進み、ユーロ圏<全域>で福祉が向上するという前提であった。しかし、改革は不平等を拡大した。域内の経済競争により、勝者ドイツ、敗者南欧諸国ギリシア、イタリア、スペインなど格差が出来た。また、1988年からの30年間で、勝者は世界の上位1%の超金持ちと中国、インドの新興中流階層であった。敗者は、世界の非熟練労働者の賃金平準化圧力により、労働者階層と最貧国農民・最底辺層であった。貿易自由化は、正しい市場がないと機能しなかったのだ。しかも、所得分配も機能しなかった。シリア難民の移民も高賃金と雇用のあったドイツ、イギリス等に集中し、その国の労働者の雇用と賃金に打撃を与えた。ユーロを救うために、賃下げと増税と社会給付の削減が迫られている。EUの目的は、ユーロ圏のすべての人々に恩恵を与えることであった。しかし、現実は正反対である。個人と社会の福祉は、個人の安定と雇用にある。ユーロは目的ではなく、手段である。ユーロは救済可能であり、救済すべきである。経済統合よりも、連帯と政治統合を優先させるべき時である。

 

団塊ロストワールド

(団塊ロストワールド 永浜利広、鈴木将之)

団塊の世代は戦後のベビーブーム1947-1949年生まれの700万人をいう。退職金などで金融資産170兆円持っている。団塊は年金逃げ切り世代とか言われた時があった。しかし、圧倒的多数のいる団塊世代の年金の手取り額を減らす方向しか策がない。現在、高齢無職世帯の手取り収入は、18万円、支出が24万円で、毎月6万円、年70万円の赤字である。95歳まで生きる時代では、70万円×30年で2100万円の衣食住生活費の赤字である。年金は現役世代の仕送り方式であり、人口に合わせた経済スライド支給方式なので、少子高齢化の進む日本では、20年後の2040年には、年金積立金120兆円を考慮しても、現在の2割減少の月14万円支給になり、物価上昇を加味しなくても、月10万円、年120万円の赤字である。しかも、消費税が10%よりアップする可能性が高い。人口数は確度が高く、2015年の日本人口1億2600万人、65歳以上3400万人25%、2025年の日本人口1億2000万人、65歳以上3700万人30%である。

対応策は2つしかない。70歳時点の貯金額を生活費+その他の3500万円にするか、竹中平蔵が言う「90歳まで働く」しかない。しかし、貯金はいまさら増やせない。働く雇用も簡単には無いという状況である。現在、女性の就業者の割合は、60-64歳で50%半分、65-70歳で33%3分の1、70-74歳で20%5分の1である。

世界3位といわれる日本経済も、政府の財政収支(税収ー経費)15兆円赤字、貿易収支が赤字の状況であり、債務リスクが高まる恐れがある。団塊世代は、働くことで日本を支える必要がありそうだ。(参考)2018年現在の日本名目GDP世界3位500兆円、1位米国2000兆円、2位中国1300兆円、4位独400兆円。日本経常収支(貿易収支赤字だが海外直接投資黒字)世界2位18兆円の黒字、1位独30兆円、3位ロシア11兆円の黒字。

 

米国国益ドルの防衛

(バンブーカーテンの世界分断2019年9月 渡邉哲也、猫組長)

元山口組金融ヤクザで金融実態を知る猫組長(菅原潮)と渡邉哲也がお金の真実を話し合った本である。

1.お金は正直だ。ドルの国益で世界が見える

どんな綺麗事もお金の前では無力である。世界最大の共産主義国、中国が世界一の格差社会であるのはその典型である。お金で世の中の本音が分かる、経済の血液であり、止まれば壊死してゆく。世界通貨ドルは石油、資源、最強武力を持つ通貨である。これら交換力を持たないユーロ、人民元は、ドルに換えないと資源が買えない。従ってドルに変わる金融力を持てない。国際決済のすべてを把握しているのは、アメリカただ1国だけである。すべての激動の出来事の背景にはアメリカの国益がある。

2.中国の排除

2013年中国の習近平主席がオバマ大統領に「太平洋を中国とアメリカで2分しよう」と言った瞬間、米中互恵関係から米中貿易戦争になった。そして、2015年人民元がIMFのSDR(特別引出し権)を得て、ドルに挑戦して、決定的な通貨戦争になった。2019年7月米国防省のインド太平洋戦略は、民主主義「国家」として、シンガポール、台湾、ニュージーランド、モンゴルをあげた。台湾が中国に取り込まれると、中国は一気に太平洋に出てくる。アメリカは中国の1国2制度を否定したのだ。日本も台湾との関係が変わる。現在、日本には、元国民党副主席の故・江会長設立の信託商業銀行の系列の東京スター銀行がある。金融ルートとして使える。

3.アメリカは自国に最先端工場を誘致する。

アメリカは最先端産業のサプライチェーンを自国に移動させようとしている。例えば、半導体台湾TSMC(シェア50%)、韓国サムソン(シェア20%)は、日本の韓国へのホワイト国外し・フッ化水素輸出管理により、アメリカへ工場を移転することになろう。

4.グローバルからインターナショナルのバンブーカーテンで世界は分断される

グローバル企業GAFAは、個人情報、税金、公平な競争の3点で、アメリカ、EUから規制される。プラットフォームという巨大インフラを持つ情報産業は、利益を追求する民間企業から公共サービス事業になりつつある。

また、暗号資産(仮想通貨と呼ばれた。しかし、ビットコイン型は通貨ではない。通貨としての価値保存、決済機能、価値尺度の3点が無く、通貨ではなく、投機型・商品=アセット資産である。)は、ビットコインなどの投機型と、フェイスブックのリブラのような送金用の2種類がある。これら資産移転はマネーロンダリングと同じである。審査が必要になる。国際送金の入金は、銀行から連絡が来て確認してからでないと資金は移せない。これは現在、国際銀行間通信協会(SWIFT)が決済している。2019年7月のG7では、最高水準の規制が必要とされている。中国習近平主席は2019年10月「ブロックチェーンの研究をして、ルール制定権を高める」と発言した。中国は2017年ビットコインなどの暗号資産の取引は禁じているが、ブロックチェーンについては、社会インフラへの活用研究が進められている。

 

ミルクの歴史

(ミルク進化論 マーク・カーランスキー)

ミルク酪農業は、ヨーロッパ、中東、北アフリカ、インド亜大陸、中央アジア(モンゴル、チベット)で発達した。それは、必ずしも恵まれた土地ではなく、草原や砂漠、極寒地であった。典型は砂漠のベトウイン族である。草木がなく、ラクダだけが生活の全てである。食事はほとんど全てミルク、乳製品のみである。アイスランドもそうだ。しかも、ミルクは数分で有毒細菌が繁殖する。遊牧民は新鮮なミルクをすぐに全て煮沸する。搾りたての温かいミルク以外は安全保障がないのだ。ミルクが出なくなると、肉にした。アジア地区は米、麦が良く取れ、仏教で肉食禁止もあり、酪農は遅れた。

人間の赤ちゃんは母乳を必要とする。母乳は水分87%、乳糖6.8%、脂肪4.5%、タンパク質1.1%である。母乳の出にくい女性や母親のいない赤ちゃん用にミルクが必要な場合もある。その場合、第1が乳母であり、第2はミルクになる。ミルクは、ヒツジ、ヤギ、馬、ロバ、牛、水牛、ヤク、ラクダなどから採れる。この中で、牛が大量のミルクが採れるのと、性格がおとなしいため、搾乳の中心動物となった。しかし、牛は寒い草原の動物であった。古代ギリシア、ローマはヤギ、ヒツジのチーズが多く、中世後半で牛のチーズが多くなった。

ミルクは季節食品であった。牛は子を産まなければ、ミルクが出ない。それは、草が生える春夏の季節だ。現在は、人工授精、牛舎、飼料によって長期間搾乳できる。

ミルクの利用の仕方は、①搾りたてのミルクを飲む。加熱殺菌して飲む。②バターにする。ミルクをひたすら振って脂肪分、タンパク質を分離して、生クリームにして、更に振ってバターにする。塩分を加え保存できるようにする。残った液体はバターミルクという飲料になる。③ギー(バターオイル)にする。バターを煮詰める。常温で1年保管可能。④ヨーグルトにする。ヨーグルトの種菌は乳酸菌発酵である。ミルクに種菌を入れて温め発酵させる。ヨーグルトに水を加えてラッシーという飲料にする。⑤チーズにする。ミルクに塩を加え煮る。酢を加えると固まる。⑥ホエー(乳清)をアルコール発酵させる。ミルクを揺らして、脂肪分とホエー(乳清)を分離する。⑦コンデンスミルク(練乳)にする。牛乳に砂糖を加え煮詰める。⑧アイスクリームにする。ミルク、生クリーム(脂肪分多い)、卵黄、砂糖を混ぜて加熱する。冷凍庫で時々かき混ぜながら冷し固める。⑨プリンを作る。ミルク、玉子、砂糖を混ぜて蒸す。⑩カスタードクリームを作る。玉子、ミルク、砂糖、薄力粉を混ぜ、加熱して混ぜとろみをつけ、冷ます。

 

 

風水の地理学と金銭学

(大長江 竹田武史、ほか)

1.風水

大自然は時に自然災害を起こして人間を苦しめる。農耕を生業とした古代の人々にとって、天候の安定こそが生活の保障である。天候を大きく左右する風や水を重視した。

2.気

風水では宇宙、自然、生命を成り立たせているものは、気であるとする。気によって万物が生み出されたとする。大地にも気が宿り、流動する1つの生命体である。山は龍であり、川は龍の血流である。人間も気の産物であるため、天地の気と人体の気は相互に影響しあう。気は天地人をつなぐのである。

3.理想の地「蔵風納水ぞうふうのうすい」と「龍穴」

「蔵風納水」は四方を山(龍)に囲まれた川の流れる盆地状の地形である。気は風に乗って流れ、水に堺されれば留まる。大地の気を最も集めやすい地形とする。その中でも気が集中するところが「龍穴」である。「蔵風納水」、「龍穴」の地は、古代人にとって、風水害を避け、安全快適な暮らしを確保する理想的な場所であった。日本の平安京も風水方位で設計されたとする。

4.風水地理学

古代人は上記の風水思想から、人間の居住地として理想の場所を研究した。これを風水地理学という。

5.風水金銭学

風水は環境を整えることで運を上げようとする。風水思想×風水環境×風水気力習慣で金運を上げようとするのが、風水金銭学である。風水の風は気(情報、金銭)を運んできて、水(投資、天引き貯蓄、財布、金庫箱、預金通帳)で金銭が留まる。水(金銭)は流れれば綺麗な水であるので、水は流水(龍血流)でなければいけない。風水金銭学の風は時代情報を運ぶ。よい時代情報を知れば、富がやってくる。

6.風水金銭学の重要要素は時と気力である

陰陽太極図(中国の道教のシンボル、韓国の国旗デザイン)では、陽が極まれば陰になり、陰が極まれば陽になる。デザイン中に目のような穴があるが、これは陽中陰、陰中陽を表し、陽極まれば陰に転じ、陰極まれば陽に転ずる陰陽思想を表している。時間の推移と人間の気力の推移の変転を示す。経済の好不況も陰陽転換する。波動のようなものである。景気の変動は①2年在庫循環=チキンの波②10年設備投資循環=ジュグラーの波③20年GDP成長率循環=クズネッツの波④60年技術革新循環=コンドラチェフの波などの研究がある。株価の周期変動は、上昇5波、下降3波のエリオット株価波動論がある。人間の気力についても、大成功すると天狗になり、大失敗をする。また、小さな成功、たとえば月収200万円、妻月収100万円、売上10億円くらいで、ほとんどの人が小天狗になり、小成功病になる。その人の心模様・気力が大事になる。

 

 

11月8日立冬

今年の立冬は11月8日(金)です。1日の温度が最低3℃ー最高18℃くらいになります。いよいよ寒くなり冬に向かいます。11月ー4月は、冬の季節で最高気温20℃ー最低気温10℃を下回ります。夏の季節5月ー10月は最高気温20℃ー最低気温10℃を上回ります。北緯33度近辺の日本太平洋ベルト東京、名古屋、大阪と中国長江流域南京、四川成都の照葉樹林帯はほぼ同じ気候です。

11月の立冬は、茶事の炉開きの月です。5月ー10月は蒸し暑く風炉(持ち運びのできる釜に炭を入れる)を使い、11月ー4月は、寒くなり部屋全体も温かくする為、炉を使い暖を取ります。炉開きの日は、火伏せ信仰から陰陽五行説の水性にあたり、陰極の12支の亥(いのしし)の月・11月(冬至の月をスタートとしてねずみの月とした)の亥の日とした。今年の亥の月亥の日は、11月10日(日)<十干十二支・かのと亥>である。ぜんざいをいただく習慣がある。11月10日には、今年手に入れた赤楽、黒楽の茶碗で抹茶をいただこうと思っています。

また、寒くなると、東南アジア・インド・アフリカ方式の甘ったるいコンデンスミルク入りカフェオレやミルクティーもいただきたくなります。

 

お菓子買いヤメ一生

あれはいつ頃だったか。だいぶ前だ。八王子雲龍寺に墓参りに行った。線香と花を買おうと本堂に行くと、和尚が入り口のそばの仏像の前で、敷布団を敷いて、陽にあたりながら、横になっていた。年をとって、だんだん動けなくなっているようだった。挨拶をして、何を話したか忘れてしまったが、昔の事や人の話をした。それからしばらくして、色紙が送られてきた。「人生九十、一睡夢」と書いてあった。それからしばらくして、和尚は亡くなった。人間はいつかは死ぬんだ。九十過ぎくらいで死ぬんだ。あれだけ人生色々過ごした和尚も死ぬんだと知らされた。

健康診断をしたら、医者からこのままだと糖尿病になると言われた。大好きなお菓子をやめなければならないと覚悟した。最近はテレビ録画の映画や番組を見るのが趣味になっているが、その時、のべつ幕無しに甘いお菓子・せんべいや飲み物・お酒を飲み食べする。小さいころの酒饅頭好きから始まった、甘いもの好きの習慣も遂に終わりになった。「お菓子買いヤメ」の決断をせざるを得ない。自分が買わなければ、我が家にはお菓子は常備されていない。お菓子を食べるくせは終わったのだ。私は50年ヘビー・チェーン・スモーカーであったが、一本も買わなく吸わなくなって禁煙が出来た。私の好きだったお菓子食いも「お菓子買いヤメ」で終わらせるしかないのだ。

糖尿病は生活習慣病である。治療法は1.食事療法=腹八分目で偏食せず2、運動すること3.ストレスをためず気楽に生きることである。人間長生きをすれば、加齢とともに糖尿病とその慢性合併症が多くなりやすくなる。血糖値を正常にしておくことがポイントになる。私のおじさんの例からも、糖尿病の恐ろしさは十分わかっている。

私の人生もあと20年か30年で終わる。遂にタバコもお菓子爆食いも、この人生から終わりが来たのだ。

 

東南アジア

(メコン 石井米雄)

メコンという旅行記を読んで、なつかしく東南アジアを思い出した。東南アジアは会社員時代に仕事で行った思い出の地域だ。北緯10度から20度の亜熱帯地域だ。人間の開発する土地は、河とその流域面積によって発展する。河は大量の栄養のある土砂を運び、盆地を作り、河口では広い平野のデルタ地帯を作り、豊かな農業、工場群、都会を作る。東南アジアの河はメコン河(ベトナム・ホーチミン、カンボジア・プノンペン・アンコール、ラオス・ビエンチャン)、チャオプラヤ河(タイ・バンコク・チェンマイ)、エーヤワディー<イラワジ>河(ミャンマー・ヤンゴン・マンダレー)の3本が主な大河だ。人種は大雑把に東洋人だ。気温が暖かで、みんな穏やかで着物も半そでで気楽な人々だ。亜熱帯の果物、花、米と麺と魚・肉の食物・・日本人には慣れた懐かしい風俗・生活だ。プノンペン、ビエンチャン、バンコク、ヤンゴン、マンダレーの楽しく懐かしい記憶がよみがえってくる。また、台湾・台北・台南やハイナン島も懐かしい思い出がある。こうやって考えると東南アジアには、色々すばらしい思い出をいただいていると思う。

 

日本地理について

先回のブログー東南アジアを読んで、日本についても書きたくなりました。私は仕事の都合で日本の全都道府県に行っています。また、私は東京都で生まれ育ったので、東京と関東は極めて豊富な経験があります。個人経験による大雑把な日本の地理状況を書きます。

地球の円周は4万Km。東京ーロンドン約2万km。東京ー北海道2千Km,東京ー九州2千Km、九州ー石垣2千Km、日本(北海道ー石垣)6千Km。日本はけっこう長い島国だ。東京ー名古屋365Km、名古屋ー大阪140Km。東京ー大阪500KM。

1.北海道 石狩川長さ270Km、流域面積1.4万K㎡、大平野。札幌市200万人、年平均最高気温8月22℃ー1月マイナス4℃。雪が多く、転倒に注意。寒いオホーツク海、日本海、太平洋の魚が大きく、寿司、ラーメンなどうまい。

2.東北 北上川250Km、1万K㎡。仙台市100万人、8月24℃ー1月1.5℃。三陸海岸の寒流魚がうまい。青森では地面から上に雪が舞い上がる。

3.関東 利根川320Km、1.7万K㎡、広義の関東平野は神奈川、東京、千葉、埼玉、栃木、茨城と日本最大の平野を持つ。東京都1000万人、8月27℃ー1月6度。池袋、新宿、渋谷、品川、東京、上野と大都会が集まっている。人口が多く、自由で安全。お金の稼ぎ所。築地に全国の魚が集まる。

4.中部 木曽川230Km、流域0.9万K㎡。名古屋市210万人、8月29℃ー1月5℃。工業が盛ん。食材豊富。北陸は日本海の寒魚がおいしい。

5.近畿 淀川75Km、流域0.8万K㎡。京都・大坂・神戸の三都一体。京都は寺社仏閣、大坂は気楽な食都市、神戸は港町。食べ物も色々ある。大坂気温8月28℃ー1月6℃。

6.中国 島根県の江(ごう)の川200K㎡、広島県の大田川100K㎡。広島市110万人、8月28℃ー1月5℃。瀬戸内海の小魚、日本海の寒流魚が特色ある。

7.四国 徳島県の吉野川200K㎡。都市としては愛媛県の松山50万都市。魚は高知の分厚いかつおの刺身。夜遅くまで飲み屋がにぎわう。鳴門のたい、ふぐ料理もある。

8.九州(沖縄県も九州にはいる) 筑後川150Km、流域0.3万K㎡。福岡市140万人、8月28℃ー1月6℃。沖縄31万人、8月29℃ー1月17℃。九州は玄界灘、佐賀の有明海の魚、鹿児島の芋焼酎、沖縄の泡盛、亜熱帯魚が特色ある。

 

別荘ライフ

昨日一昨日と一泊二日で豊橋の別荘に行ってきた。別荘といっても、文字どおりの別の家だが。私の別荘に関する経験を考えてみる。豊橋の私の別荘と軽井沢と海南島の友人の別荘について。まず豊橋の別荘について。

私の豊橋の別荘と言っても、豊橋の入居者のいない一軒家の貸家だ。したがって、電気、ガス、水道はストップしていて、無い。電気は100円ショップで買った懐中電灯がたくさんある。都会なので周囲は明るい。ガスは使えない。食事はスーパーで買ったものや外食で食べる。水道もストップしている。水道が一番不便だ。トイレの水は、帰るとき2Lペットボトル4本をトイレタンクに入れて流してきれいにする。小しか使わない。ペットボトルは豊橋カーマで6本入り1箱を6箱貸出しトラックで買っておく。寝る時は2階で寝る。夏は窓を開けて寝る。布団は夏用、冬用と用意してある。まあ快適だ。電気の関係で夕方5時ころから、朝7時ころまで2階で寝る。夜は4,5回トイレに行く。やることは、家の掃除、修理メンテナンスと朝昼の外食酒飲みだ。家の前の駅から2つ目の豊橋駅ですき家、マクドナルド、王将ついでにブックオフに行く。歩いてゆける所も、都会なので便利だ。ファミマ、100均セリア、スーパーえくぼ、サイゼリア、すき家、王将、魚魚丸回転寿司ついでにカーマ汐田橋店にゆく。車がないので、飲めるのがいい。豊橋往復の料金。多治見ー金山1180円、名鉄金山ー豊橋1780円、豊橋ー小池豊橋鉄道280円、帰りは名鉄豊橋からミューチケット360円を買い、車中で丸忠の寿司・酒を楽しむ。合計3600円。年5,6回行く。良いことは、家の掃除、修理の運動、テレビ、パソコン見ずに睡眠して、健康が回復することと、気分転換できることである。蔵前仁一の「ホテルアジアの眠れない夜」という文庫本で「究極のビンボー旅行、しかし旅はロマンなのだ」「旅が日常になると、人生は旅なのだ」と言っている。旅は安くて気楽なのが楽しい。

 次に6年前くらいの話になるが、友人の軽井沢と海南島の別荘について語りたい。この別荘は友人の会社名義のもので、接待用、研修目的用である。2つとも3泊4日くらいの日程で4.5回は行った。軽井沢は皇族やビルゲイツのヘリ付き別荘などがある日本一の別荘地である。われわれの目的はゴルフだった。軽井沢72ゴルフ場だった。中国人のゴルフツアー客が多かった。東京から軽井沢まで車2台で行く。シーズンはたいへん混む。ハイヤー運転手あがりの老人専用運転手の車で行く。食材は東京と現地のスーパーで買う。料理人は東南アジア人の女性アルバイトが同行する。別荘は3階建てで、最上階がオーナー用、客室4部屋、1階はダイニング、リビング、風呂、カラオケルームである。ゴルフを2日して帰る。

海南島は上海経由で行く。中国のハワイといわれる。前の所有のニューヨークの別荘を売った金で3,40階建ての最上階近くのマンション部屋を買った。ゴルフ会員権は5千万円だったが、1億円に値上がりしたと言っていた。ゴルフ料金は東南アジア諸国だと最上級コースでも1万円だが、海南島は高くてやらなかった。料理屋で地元の中国人と食事・酒をした。管理人は地元の学校関係者で、メンテナンスと留守のときは使っていいことになっていた。部屋はダイニング、リビング、風呂、湾が見渡せる食事可能なテラス、寝室は4部屋だった。しかし、たまに行くので、修理、メンテのニーズもあった。結局、2つの別荘は会社目的と資産目的の所有だった。当然、豪華で気分良く、気分転換ができる遊び交際目的の楽しい場所だった。金はかかるが、会社持ちだった。

以上、別荘の目的は、気分転換、運動健康、旅の楽しさである。旅はロマンなのだ。更にビジネスのきっかけになればベストだが。

 

 

白秋

(孤独を楽しむ。人生を振り返る喜び プレジデント 五木寛之87歳)

人生は4つの季節、青春・朱夏・白秋・玄冬にたとえられます。白秋は60歳から80歳位までです。ここからはようやく下山道です。社会的地位・名誉といった下山に無用なものを手放すことで、どんどん身軽に自由になります。体力が衰えたり、病気になったりしますが、それも自然の流れです。グッドエイジングを目指します。ここまでくると、孤独も楽しめるようになります。1人ベンチにすわり、静かに、過去の楽しかったことを思い出す、これこそが下山時の人生の醍醐味です。白秋はそうやって、後ろを向いて生きることが許される季節なのです。

玄冬は人生の最後を締めくくる時期です。人は自分1人で生まれ、自分1人死ぬ孤独な存在なのです。

なるほど、下山時は、後ろを向いて生きることが許される時代なんだ。その時期の楽しみの1つが、昔の楽しかったことを思い出すことなんだ。 

 

落語

落語を聴くのを趣味の1つとしようと思う。人間には感情がある。喜び悲しみ、好き嫌い、安心恐怖怒りなど色々たくさんの感情を持つ。この中で、好きの感情を表現しやすいのが歌謡曲である。恋の歌が世の中で流行っている。テレビ歌番組を録画して楽しむのが現在の私の趣味の1つになっている。喜び・楽しさ・おかしさの感情表出の1つに笑いがある。怒り・悲しみは動物にもあるが、笑いは人間に特徴づけられる。笑いは副交感神経が優位な状態を保つ。副交感神経は安心を感じた時優位になる。そして、ストレスが解消される。交感神経は恐怖を感じた時に優位になり、ストレスの原因になる。現在、私は糖尿病対策をしており、①腹8分目②運動励行③ストレス回避が治療原則になっている。しかも、笑いは糖尿病治療に有効という研究結果がある。笑う落語をyoutubeで聴いて、副交感神経優位の状態を保ち、趣味の1つとし、糖尿病対策ともしたい。

1.落語の噺家

いろいろいるが、まず笑える落語家・噺家でないと私の目的に合わない。次に、戦後の噺家でないと、スムーズで聞きやすく・分かりやすくない。次に、滑稽話が主なレパートリーで、話が切れて、笑えなければならない。落語家で国の重要無形文化財(人間国宝)は3人いる。①柳家小さん(2002年87歳没、滑稽話が主、140名位の多数の門下生をかかえた、20年以上落語協会の会長)②3代目桂米朝(2015年90歳没、上方落語中興の祖、2人目の人間国宝。初の文化勲章受章者、米朝事務所所属)③10代目柳家小三治(80歳現役、滑稽話が主、落語協会会長4年、落語滑稽話は思わず笑ってしまうものを目指す)。さすがに、この3人は聞きやすく面白い。中でも、小三治が当代1だろう。歌謡曲の歌手でもそうだが、演者は皆、若くて油が乗ってないと最高演技はできない。だから、歌も落語もベストな時期の演技でないといけない。この3人のほかの聞きやすい笑える落語家は、三遊亭円生、古今亭亭志ん朝、桂ざこば、桂文珍、笑福亭仁鶴、林家木久蔵などいろいろいる。

2.落語の噺・脚本

愉快で笑える噺・脚本の主なもの。・やかんなめ(武士の禿げなめ)・蔵前かご(もうすんだか)・初天神(つれてくるんじゃなかった)・長屋の花見(酒柱が立ちました)・お神酒とっくり(めでたい)・がまの油(口上)・金明竹(与太郎)・くしゃみ講釈(こしょう)・山号寺号(南無三仕損じ)・たいこ腹(皮が破けて鳴りません)・強情灸(石川五右衛門さぞ熱かろう)・寝床(そこが私の寝床です)・夢金(金を握って夢さめた)・高砂や(高砂や・・助け舟)・蒟蒻問答(無言行)・日和違い(今日は降る日和じゃない)・愛宕山(金はどうした忘れてきた)・らくだ(くずやとやくざ飲んで人が変わる)・宿屋の富(下駄はいたまま)・時そば(今何時)・居残り佐平次(人気者で引上げる)・あくび指南(勘違い)・ねぎまの殿様(たるの腰掛)・青菜(九郎判官義経)・夏どろ(泥棒が被害者)・船徳(船頭を1人雇ってください)・蛙茶番(陽気)・蛸坊主(やりこめる)・たらちね(極端)・出来心(泥棒話)・加賀の千代(かかの知恵)・やかん(無学者)・目黒のさんま(さんまは目黒)・粗忽長屋(おれはだれ)・くもかご(八本足)・王子のきつね(きつねだまし)・ねずみ(猫だと思った)・さんま火事(においをおかずに)・権兵衛狸(こんどは髭を)・代書屋(めちゃくちゃな履歴書)・お直し(足袋の中の金)・道具屋(音はズドーン)・まんじゅうこわい(濃い茶がこわい)・三人旅(東海道旅)・寿限無(長い名)・京の茶漬け(商人と奥さんの攻防)・うどん屋(うどん屋の不運)・火焔太鼓(半鐘じゃおジャンになる)・二番煎じ(薬が切れた二番煎じ頼む)・芝浜(よそう。夢になるといかん)・にらみ返し(帰って家の借金をにらむ)

 

 

日本無法やくざ経済に再突入

(見えぬものを観る勇気 2019年12月1日中日新聞)

日本労働研究機構が2018年の日本の母子世帯のディーププア率は13%、8世帯に1世帯いると調査結果を公表した。1人世帯の世帯所得の中央値240万円、相対的貧困線120万円(月10万円)、ディーププア線60万円(月5万円)。2人世帯中央値350万円、相対的貧困線180万円、ディ-ププア線90万円(月8万円)。4人世帯中央値480万円、相対的貧困線240万円、ディーププア線120万円(月10万円)。ディーププア層は1人あたり月4から5万円で生活している。母子家庭は5割以上が相対的貧困線以下、父子世帯でも23%。貧しい子どもは教育機会がなく成功可能性が低い。次世帯に連鎖し固定化してしまう。現在の日本は、社会構造による貧困格差(母子家庭、就職氷河期世代、非正規雇用、ブラック企業、悪徳企業、過労死、年越し派遣村、子ども食堂など)の現実を見ない・見えないことにしている。その結果、日本は、無法やくざ経済=悪徳企業の時代に突入したと思う。今年の2月に「倒産下の無法さくざ経済」というブログをこのブログ欄で書いた。戦後の日本、共産主義崩壊後のロシア、改革解放後の中国のやくざ経済(長時間労働、低賃金、奴隷労働、偽物作り、技術ソフト窃盗、カジノ・売春婦量産、役人・政治家ワイロ)が、この日本にも再復活したのだ。

格差の解消のため、政府関係がないと、悪徳企業=だまし商売でないと生きてゆける商売はなくなりつつあるのだ。たとえば、断捨離業者。たとえば、水道等修理業者。かれらは、固定営業所で商売するのではなく、0120無料電話(固定ではない)で話を受け、現場見積で、客を値踏みし、見積値段を吹っかける。トラック1台の断捨離値段が25万円だ。転売は難しく、分別ゴミ処理は大変だという。トラぶったら簡単に逃げる。このような商売しか、役所に無関係な人間が、伸し上がる商売・仕事は無いのだ。これからは、だまされないように、地元に営業所を持った業者に、こちらから声をかけ、じっくり判断するか、自分でゴミ処理センターに搬入しかない。しかし、日本経済が倒産下のやくざ経済、悪徳企業の時代に突入していることを、認識せねばならない。

 

バブル崩壊ウオッチ・ジャッジ・メイクプラン・ドウ

(天国と地獄、世界恐慌前夜、2020年世界大恐慌 浅井隆)

立案・実践することが、人間にとって死活的に重要だ。立案(立志)しない人は何もできない。浅井隆は際物作家で、馬鹿にされる面もある。しかし、彼は実践重視主義者で、本の巻末に必ず具体的なサバイバル戦略方策が書かれている。はずれる危険があるが、評論と違い、これこそ経済本の価値である。2007年10月に書かれた「天国と地獄」巻末の行動スケジュールは、2008年9月のリーマンショック対策そのものになっていた。すなわち、このスケジュール思考段取りどおりに動いていれば、リーマンショックをうまく乗り切れたのだ。多くの人々にとって、死活的なアドバイスだったのだ。

①2007年~2010年(実際は2008年だったが) 異常バブルと二極分化の情報分析、株・土地処分して現金持つ

②2010年(2008年)~2012年 2008年バブル崩壊、デフレ時代、タコツボに入ってじっとしていろ。「タコツボじっと戦略」

③2012年~2014年 景気が底を打ったら、安くなった株・土地を買う。「焼け太り戦略」

④2015年以降 10年たったらまた世界恐慌が来る

「生き残るのは、早い者勝ちで、決断して変化に対応できる人間である」と言っている。

「世界恐慌前夜2016年1月」には、具体策はまだ詰まっていない。

①情報分析 中国発の世界大恐慌が来る。理由はリーマンショック対策のための超低金利政策で、世界中の政府・民間企業・個人が借金しすぎ債務過多で、GDP実体とかけ離れすぎて、さらなる借金余力がない。人類史上最悪の状況に直面している。

②サバイバル方策 手取り収入が減りデフレになる。「タコツボに入れじっと戦略」。その1.株・不動産などモノは持つな投資せず現金持て。借金減らして現金増やせ。その2.自宅を要塞化して、自己防衛に徹底する。その3.バブル崩壊後2-3年したら底が来るので、持っている現金で、安くなった株式や不動産を底値で買って「焼け太り戦略」を取る。

「2020年世界大恐慌2018年5月」では、リーマン後の世界的金融緩和政策で、ジャブジャブにあふれたお金で債務が膨れ、不動産、株、ビットコイン、美術品の資産バブルが10年に1度のバブル崩壊で、時期は2020年頃に世界恐慌がくる。特に新興国(中国、韓国、ブラジル、南アなど)が危険でバブル崩壊で株式は半値になる。更に2025年の日本では、団塊の世代が75歳になり老人化が進み、社会保障費の急増により、金利急騰・通貨暴落の金融危機が来る。

 

日本文化は和を基盤とした漢洋改善文化

(日本の伝統とは何か 梅原猛、漢方薬 今津嘉宏)

日本の文化は縄文時代以来の多神教の神道を基盤とした和の文化に、漢(中国)、洋(西洋)の文化を取り入れ改善した多様な文化である。和は聖徳太子の十七条憲法の「皆調和して道理に逆らわないことを主義にする(和があって議論すれば理に適う)」をベースに漢洋の文化を改善取り入れた文化である。

例えば、漢方医学も、日本の風土、習慣に合わせた特徴のある医学(陰陽虚実、気血水理論)に発達し、伝統中国医学(病気状態の細分化理論)や伝統韓国医学(4体質4タイプ分類理論)と違い、その違いは世界的にも認識されている。

仏教もインド、中国、韓半島から導入されたが、仏教・密教・神道を融合させ、山川草木・動物ばかりか植物・鉱物まで成仏する(草木国土悉皆成仏)という世界観を打ち立てた。また仏教の女人禁制をやめ、悪人成仏・女人成仏・僧侶妻帯を考え出した。

また住宅は西洋が優れるが、住居が和室から洋間に変わっても、室内に靴を脱いで上がること(和様)は変わらない。外来文化の吸収・取捨選択をして、日本文化としている。

 

(日本の伝統とは何か 梅原猛、インターネット情報)

能は推古天皇時代の隋の呉楽、奈良時代の唐の散楽を起源とした、庶民に支持された歌舞娯楽である。寺社での猿楽から、観阿弥、世阿弥が出てくる。今熊野神社で室町幕府三代将軍・足利義満が親子の能を見て気に入り発展した。戦国時代にかけて武家が自分で演じることも流行った。幸若舞(能の原型)の敦盛を織田信長が愛好した。能には武士の悲哀を描いたものが多く共感されたと思われる。そして、豊臣秀吉、徳川家康も非常に愛好し、能楽を支援した。段々格式が高くなり、庶民は小唄、歌舞伎、人形浄瑠璃に親しむようになった。

世阿弥は能を二曲三体と言った。二曲というのは、舞と音曲、三体は老体・女体・軍体で成り立つとした。能は江戸幕府に保護され、五番立てが確立した。一番目物から三番目物までが、老体・軍体・女体もので、四・五番目物は物狂い・鬼の能である。世阿弥作の能では、一番能(脇能=シテ・主役が神、神事・能の原点)は高砂、老松、二番能(軍体能・修羅能)は清経、八島、三番能(女性の霊)は井筒、桧垣、四番能(物狂い、雑能)は砧きぬた、恋重荷、五番能(切り能、鬼の能)は鵺ぬえ、山姥を作っている。八島は複式夢幻能(シテ主役は怨霊、ワキは旅の僧)の典型である。

人気能として、道成寺(シテ白拍子・蛇、ワキ僧)、鞍馬天狗(シテ天狗・牛若丸、ワキ僧)、安宅あたか(シテ武蔵坊弁慶、ワキ安宅の関守)、土蜘蛛(シテ僧形・土蜘蛛の精、ワキ源頼光)、葵上(シテ六条御息所の霊、ワキ聖)などがある。

 

ロングブレス健康法をやるぞ

(テレビ 石原慎太郎が脳梗塞から直った)

美木良介の「120歳まで生きるロングブレス」のテレビ番組を見た。よちよち歩きの87歳の石原慎太郎が回復していた。論より証拠、ロングブレスをやるべきだ。しかも、簡単、単純で時間が短い。ダイエット効果も大だ。①半歩片足を出し、反って、鼻から息を吸い込み3、口から息吐き長く7、下腹丹田に力を入れ、腹を引き絞る。腹筋が鍛えられ痩せる。②壁に両腕を突き、片足づつ、ふくらはぎの筋肉を伸ばす。③手を振って、ももを上げて歩く。

毎日10回でもいいから行う。簡単だ。やるぞ。希望が出てきた。