
十年一剣を磨く 国立高校矢ケ崎先生
「十年一剣を磨く」は頼山陽の「日本外史」の中の言葉。昨日高校時代の同期会&クラス会が開かれ出席した。60年ぶりに8組の仲間10人位に会えた。私も60年ぶりに会うということで、人生最後の会と思って出席した。みんな年老い顔つきが変わっていて一見だと誰だか分からない。しかし、顔つきは皆鋭かった。中には有名になった人もいた。大学教授や企業人や会計など自営業の人もいた。息子も東大卒業など社会で活躍している人もいた。
仲間が、私が東大に入りたいと言っていたのを全員記憶していて話題になった。私が担任の矢ケ崎先生に進路指導の時、私が東大に行きたいと言ったら、是非やるべきだと言われた。しかし、色々あって失敗した。3浪目、東大が学生運動で入試がない時、私は一橋大学商学部に合格できた。同期は団塊の世代は270万人位いたが、その中で上位1,000人以内に入っていたと思う。卒業後、一流企業にも入社できた。その話をしたら、仲間が言うには、矢ケ崎先生の人生指導方針は「十年一剣を磨く」で、「強い意志力と忍耐力を持つことが重要だ」という考えだったと言われた。矢ケ崎先生のお陰で、私の人生が切り開かれた。有難い。